今年はホント、キッツイニュース多いなぁ。
何て言うか、エンタメ的にキツイ。
全然、お亡くなりになるなんて思ってもいなかったから、まるで不意打ちを喰らったかのよう。
チャドウィック・ボーズマンさんがお亡くなりなられていたようですね。
ホントびっくりです。そして悲しい。
チャドウィックさんをよく観るようになったのは、かのマーベルシネマティックユニバースシリーズで『ブラックパンサー』を演じるようになられてからですが、私はそのちょっと前くらいに、『42』を観て、チャドウィックさんを知りました。
『42』は、米国大リーグ初の黒人選手の半生を描いた伝記的な作品ですが、内容はかなりショッキングでした。
盗塁を成功させたチャドウィックさん演じる主人公に対して、突然、観客の中から地元の警察官(勿論白人)が表れ出て来て、「俺の前で塁(ベース)を盗んだから逮捕する」などという言いがかりのレベルをはるかに超越した宣言をするのです。
しかも、これが実際に起こった事であることがまた恐ろしい。
その他にも数限りない苦難に遭いつつも頑張り続ける主人公に、遂に一人の白人チームメイトが歩み寄ります。
人種の違い故に一人離れて試合後のシャワーを浴びていた主人公に、彼はこう言います。
「なあ、そんな隅っこで一人シャワーなんか浴びてないでこっちに来いよ」
「え? いやあ、僕はいいよ」
「そんなこと言うなって、ほら、来いよ」
「いや、ホントに良いって」
「遠慮するな……あれ? 何か俺ら、ゲイの会話みたくなってね?」
うろ覚えではありますが、こんな感じの会話で、ホッコリさせてくれながらもギャグを忘れない展開に、何故か流石だなあと感心した記憶があります。
もっともっと、彼の演技を観たかったなぁ。
あんな良い俳優さんが亡くなられるのはホント残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
—————OhToRA