https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330654108123095 そんなわけで第十九話です。
エイナとシルヴィアは、任務を申し渡された時に、ケルトニア側がなぜ現役のケネス大尉を派遣してきたのか、その理由も探るよう命じられていました。
始めの内は、機会があったらうまく聞き出そうと思っていたエイナでしたが、大尉と行動をともにしているうちに
「駄目だこりゃ」
と匙を投げてしまいました。経験豊富な大尉から〝それとなく〟話を引き出すのことは、彼女の手に余ることだと気付いたためです。
正面突破を図ったエイナに、ケネスは意外にも事情を説明してくれました。
今回はそういう話なのですが、ここで懐かしくもマグス大佐の名前が出てきます。
驚いたことに、彼女はいまだに大佐のまま暴れまくっているみたいですね。
帝国軍においては、「マグス大佐」は名前と階級が不可分に結びついた、一つの呼び名として定着してしまったようです。
大佐は軍の英雄なので、本当はもう将官に昇進させても構わないのですが、それがしづらくなってしまったのです。
彼女の待遇は、皇帝の指示もあって中将相当なのですが、レアケースとして万年大佐状態が続いているようですね。
次回は蒼城市に到着の予定です。どうかお楽しみに。
携帯の機種変更をしましたが、今の携帯って、赤外線通信ができないの? と驚いています。