第七章「黒龍野会戦」の第三話「黒城市」をアップしました。
ユニと〝あの人〟との会話は、作者が何も考えていなくても勝手に進んでいくので、とても楽ですw
最後の宿で出てくるハタハタの料理(揚げ出汁)は数年前にある寿司屋で食べたものです。
どの料理も美味しくて安いという、大変よいお店なのですが、致命的な欠陥として肝心の寿司が不味いという……w
ハタハタは一般に秋田名物ということになっていますが、山形、北海道、山陰でも普通に食べられます。それ以外の地域の人には相当珍しい魚だと思います。
ずいぶん前になりますが、とある有名な地方劇団の創始者の奥様に、いろいろお話をうかがったことがあります。
彼女は秋田で60年くらい暮らしているのですが「ハタハタだけは苦手」と打ち明けてくれました。奥様は京都の出身で「ウロコのない魚は気持ちが悪くて……」と、その理由を述べていました(ハタハタにはウロコがない)。
いや、そんなことを言ったら、京都人が大好きなハモはどうなのよ? と思ったことを懐かしく思い出します。