第六章「陽だまりの部屋」の第三話「救済学院」をアップしました。
フェイの学校生活については、その気になればあと五、六話分書けるのですが、あえて省略しました。
そのため、次回でこの六章は終了となります。
学校での騒動は、「赤毛のアン」でアンがギルバートの頭に石版を叩きつけたエピソードが頭にありました。
これ以降、フェイは優秀な生徒であることを自ら証明していきます。学業は短期間で周囲に追いつき、半年ほどで学年の五番以内になりますし、体育では誰も彼女に叶わなくなります。もちろん暴力事件は二度と起こしません。
ただし大小さまざまな騒動（フェイに言わせると「冒険」）を引き起こして、容姿よりもそのことで学院の有名人となります。
生徒たちは退屈になるとフェイに「何か新しい遊び」を求めるようになり、彼女は突拍子もないことを考えてみんなを引っ張っていきます。そして生徒たちは大いにそれ楽しみますが、大抵は先生方が頭を抱えるような結果となります。
次回はやっとユニが顔を出します。そして先延ばしにしていたある宿題が果たされることとなります。