スノウ・ドームと短編百合

こんばんは。

最近は「彼女の彼女。」の第4話を書きつつ、インプット期になり中山可穂先生の小説を読んでいました。
凄く苦しい状況で展開なのに、目が離せない。
物語の渦に巻き込まれ先へもがきながら進むしかない。
単純な感動とか素敵なお話でした、ということでは言い表せない生々しさ。
でも私もやっぱりそういうお話に惹かれるし書きたいと思います。
惹かれずにいられない宿命のようなもの。

今人気がある百合はさらりと読めてキュンキュン共感できるもの……というのもわかっているのですが、私はやっぱり主人公が人間として成長したりもがいたりしつつ、宿命的に相手と愛し合って互いに作用しあう、結果として重たいお話が書きたいなと思います。

(でも重たいのが続いても疲れるので、「彼女の彼女。」シリーズみたいなものも書きたくなります^^)

昨日、のあんさんの「百合小説ランキング」にランクインしていただいていることに気づきました! なんと「スノウ・ドーム」が1位をいただきました……!

「スノウ・ドーム」は、書いていても純粋な百合枠なのかな? とふと不安になりつつも突き動かされるように書いたもので、流行のスタイルでもないし、重ためなのに、こうやって一番大好きなお話のひとつに選んでもらえて幸せなことだと思います。

先日最終回を迎えたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で、とわ子のお母さんがまさに「スノウ・ドーム」的な思いを抱き、手紙を残していたシーンがありました。
成海のように母の恋を予感をしていたわけではなかったとわ子は本当に驚いていましたが、相手の女性と心を通わせ、母に聞けなかったことを聞いて……とても優しく、救われるシーンでした。

その後にのあんさんに1位に選んでいただいたので、自分の中でまた「スノウ・ドーム」熱が高まっています。
今年の夏の間に書き上げたいと思います。

そして、「スノウ・ドーム」の第1話もそうなのですが「ガレット・オンライン」に投稿していた超短編百合を昨日から一話ずつ掲載することにしました。

数分で読める百合たちです。夜10時40分にセットしたので、眠る前のひとときにわたしの百合の世界で心が癒やせたら幸いです。
全部で12話あります。

それではまた!

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