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時代に取り残されないように


 G級覚醒の二章が完結したので、隙間時間にランキング上位の作品をチラチラ読みはじめました。
 強く感じたのは、一人称の人気作には「キャラの動きの描写」がない・薄いということ。
 これどういう意味かというと、例えば「A君がB君(俺)を驚かせて喧嘩になる」というシーンがあったとすると、ながワサビ的にはこうなります



「わっ!」
「うわっ!」

 思わず体が飛び上がった。
 Aは「やってやった」と言わんばかりに飛び跳ねながら、ケタケタと笑っている。

「お前ふざけんなよ!」

 激昂する俺に、Aも負けじと声を張り上げた。

「こないだのお返しだ!」



 内容がめちゃくちゃおもんないのは置いといて笑、まあこんな感じで書くのですが、流行ってる作品とかはこんな感じでした。



「わっ!」
「うわっ!」

 なんだこいつビビらせやがって!

「お前ふざけんなよ!」
「こないだのお返しだ!」



 と、こんな感じです。
 すんごいシンプルなのでめちゃくちゃ読みやすいんですけど、読者的にこの描写でいいのか、足りないと思われてるのかが分からない。
 私はこの辺をしつこいくらいに説明してしまうので、テンポが悪く地の文も長めになってしまいます。たぶん、キャラを好きになってもらいたいという思いが強いからこうなっちゃうんだろうな。私の中では大きな課題なんですよね、これ。
 後者の上手いところは、重要な場面はしっかり表情や動きを描写しているという点、つまりメリハリがある。こうなりたい、意識していきたい。

 二章を読み返すとやはり地の文が多く、説明がくどい気がする。でもたくさんの人に読んでいただけているので、これも不正解ではないのか?とか思ったり悩んだり。

 小説って難しいですね。

 ながワサビ64

2件のコメント

  • 作者様の長年のファンです。
    たまたま寝る前に見かけたので記念コメでもw

    前者は情景がしっかり分かるので確かに楽しめるんですが、後者の方が勢いがあるんですよね。テンポというか臨場感??があるので。
    地の文が長いと時間経過が遅くなっていくので、説明がくどいと言うよりは展開を早く追いたくて読み飛ばしてしまったりする事がたまにあります。登場人物がが多い状態だと特にそうなるなと、読者視点で思いました。
  • 長年のファン!?いつもありがとうございます!!!

    言語化がとっても上手でしっくりきました!なんでもない会話などは読者様に情景を想像で補完してもらいつつ、テンポを意識してみようと思います。実験的な感じになるのでまたアドバイスいただけると助かります!
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