定義になろう
https://kakuyomu.jp/user_events/822139840714322005?order=published_at福山雅治みたいなタイトルの企画しています。
”この人はまさに小説家だ!って皮肉な言葉じゃないですか?”
私は京都の嫌味の香りがするわぁと思います。小説家になりたいなんて思ってないと思うんです。小説家になりたいと言う人の感覚をちゃんと分解すると『お金がほしい』と『既存の小説なんてぶち抜きたい』だと思うんですよ。
既存の小説の枠に納まろうとするなんてきっと退屈な人生ですよ。そんな簡単なことに自分を押し込めるのはやめて、まだ誰も書いたことのない新しさを書きましょうという企画です。
私がこの企画をしているのは、なぜだかみんな昭和の文豪や有名作家のように書こうとするからです。もうあるものじゃなくて、憧れの彼らがびっくらこくような面白さを届けるべきだと思うんですよ。だってフェアじゃないです。こっちはこんなに楽しませてもらっておいて、お返しはあなたの真似だなんて。
パン屋にパンを貰って自家製パンでお返ししなくてもいいのでは?ほうれんそうのペーストと牛テールスープを混ぜてプディングにして返しましょう。そういうパンに合うものだとにんまりしてもらえると思います。ズッキーニのキムチみたいに全く異質なものでもいいかもしれませんね。福山雅治視点に立つと家族になろうに対して定義になろうはズッキーニのキムチ寄りです。
つまり憧れの彼らに書けない、まだ見たことないものを書くべきです。そうするとフェアです。で、この物語はすごくフェアでした。
鼠の嘴/中尾よるさん
https://kakuyomu.jp/works/822139840439601199すっごいよかった。この時代の文章です。よかったらぜひ読んでみてください。
企画はあと4日くらいかな?引き続きフェアな物語お待ちしています。どしどしご参加ください。