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中等教育と高等教育

意外と誤解されているが、高等学校は中等教育であって、高専は高等教育学校である。

高専は、高校の授業を教える大学といっていい。
普通科の高校で2から3年に微分積分を習うが、そのあと大学の教養で微分方程式を習う。
私は文系だったので、大学の経済学でいきなり偏微分や全微分が出てきてめんくらった。そして理系のヤツの数学の教科書を借りて教えてもらった。微分積分の単位をとらなくても経済学の授業を受けることが可能。
天下の有名大学でもこの有様である。

高専は数学を体系づけて解析まで習うから親切である。シラバスを確認したらフーリエ変換は高専4年次に習うとある。
私が高校で習った行列や統計は、今の高校では教えないが高専だと三年生あたりで習うようである。
東京大学の一般受験ですらこの有様。
高専でみっちり数学をやってきた学生に勝てるわけないって。
高専生を大学院まで一貫教育する長岡と豊橋の技術科学大学をつくった田中角栄はつくづく偉大だと思う。

https://kakuyomu.jp/works/16816927861217619914/episodes/16817330650715932974

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