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アオノソラ様より『耳卵』にレビューコメントをいただきました。

どばどば雨が降っているせいで、桜の花も散りつつある今日この頃。
今年はまだ花見をしていないというのに、天気が回復する明日まで果たしてもつのだろうか……。

花見といえば、昔こんなことが。
大学を出た当時、4月1日より仕事でお世話になるところの事務の方から「3月31日に花見するからおいでよ」と言われたものの、何時から始まるのかとか場所はどこなのかとか日が近付いても全く連絡がなく、そもそも私はまだ仕事始めてもいないというのに行ったところで誰もしらんし何すんねんと思いながらこちらから電話をして準備を手伝った方がいいのかとか色々聞き、当日誰が誰とかどんな人とか全然分からんままおでんだか焼きそばだかを食べ、後片付けして帰ったことがありまして。
今の私なら「必要な情報は待たんと自分で取りにいかんかい」と思いますが、フリーランスの集まりみたいな事務所だったので人のいないことも多く、皆忙しいのにおいそれと電話をしていいものかみたいな遠慮が働いて連絡するのに躊躇したんですよね……。
あぁ、若かったなぁ、私……!

そんな回顧はさておき、大変遅くなりまして申し訳ありません!
頂戴したレビューコメントへのお礼ノートを綴らせていただきます!


☆アオノソラ様
https://kakuyomu.jp/users/shigezou11

『センスオブワンダー!
あり得ない仮定をあえて設定して、人間とは人間性とは何かを問う。
ホラーカテゴリですけど、むしろSFだと思いました(ごめんなさい)。
耳の中にできた卵から孵化するものとの関係を通して、人のあり方を問う話。
おすすめです!』

”センスオブワンダー”と言われると、すぐにレイチェル・カーソンを思い出してしまいますが、SF的な意味で驚きだったり不思議な感覚を抱いてくださったなら嬉しいです!

いやそうですよねぇ、ジャンル、SFっぽいですよねぇ。
私も最初「これはSFか……?」とか思ったんですが、なんというかSF好きな人からしたらこれはSFじゃないと言われるかもしれないとか思っちゃいまして、ホラーという自分的に慣れたフィールドに置いてみた次第です。

が、今読み返したらこれ、SF要素が7、8割ぐらいで、こういうことが出来る人間の怖さみたいな部分でホラー要素2割って感じですね。
うーん、やっぱりジャンル変更した方がいいのか……悩ましい……!

何というか、人間とはどうあるべきか、人間とはこういう生き物だ、みたいなことを表現する時って、人間じゃないモノを出す方が『ヒト』の輪郭を描きやすい気がしてまして。
人間同士だと見えてるものが一緒になりがちなんですが、そうじゃないモノを出すことで比較出来るというか。
とはいえ、怪異とか怪物とか、あからさまに別物だと個人的にはちょっとぼやけちゃうなと思っていて。

『人間じゃないけど人間に非常に近い別の生き物(なので機械は除く)』というのが私的にはヒトの持つ善悪の部分がより抉り出せるんじゃないかと色々書いたり考えたりしている内に思ったんですよね。
以前こちらで公開したホラー短編の『オカアサン』なんかは設定として『耳卵』に近いかもしれません。
スーパーの特売日で売りに出される『オカアサン』という存在と、耳の中に現れた卵から孵化する人間そっくりの見た目を持った喋らない『似人』という、人間そっくりだけど人間じゃない何か、みたいな。

そういうモノを前にすると、ヒトの持つ良いところや悪いところって、自分と同じ人間と対峙する時よりも数段階振り切った形で出てくるんじゃないかなぁなんて思います。

どのような姿であればそれは”ヒト”と呼べるのか。
「人間の所業じゃない」と言われる事件も数多発生する世の中だけに、改心の見込み云々という考えは捨てて、「初犯だろうとこれだけのことを犯すヤツはヒトに非ず」みたいな人間判定機がそのうち出来て、ヒトじゃない認定を受けたらその時点で全ての権利は剥奪、ゴミクズみたいに扱われるようになるかもしれませんねぇ……。

さてさて、アオノソラ様はプロフィール欄に『書きたいものを気ままに書いています』と記されているところが、『その時書きたいと思ったものをひっそりこっそり、したためております』と似たような雰囲気の文言をプロフィールに記載している私とちょっと似ているのでは勝手に親近感を抱いておりまして(笑)、代表作としてトップページに掲載されている『鈴の音が消えたあと』は学生時代に味わった苦々しさや痛みを綴った私小説とのこと。拝読しながら「わー、覚えがあるわぁ、こういうの……」と自分が学生だったころを思い出したりしました……。
当時の自分と今の自分との違いが経験の積み重ねだけに留まっていませんようにと願うばかりですが、こればかりは自分では分からない……。

改めて、この度はレビューコメントをお寄せくださり、ありがとうございました!

2件のコメント

  • もも様

     こんにちは。ジャンル分けはカクヨムの都合ですしねえ……。ジャンルまたぎは困りますよね。とはいえ複数ジャンル可にしちゃうとカオスでしょうから、えいやっでいいようにも思います。
     異星人や超科学、あるいは怪異を設定することで、「現実にはこうなんだから考えたってしょうがないじゃない」という思考停止を「そうはさせるか」と揺さぶれるのがSFやホラーの面白いところですよね。
     拙作も丁寧に読んでご紹介までくださりありがとうございます。もも様の作品ももっと拝読いたしたく。
     気ままに書いているとはプロフに記しましたが、公開できているのはたった6作、もも様にはとても及びませぬが、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ書いておりますので、気になったものだけでも手に取っていただければ幸いです。
  • >アオノソラさま

    ジャンルを明確に分けられなくて困るようなものばかり作っているということは、読み手の方から「この人、節操ないな」と思われているかもしれないとちょっとドキドキしております(笑)。
    それだけSFやホラーの懐が深いということなんだろうと思うようにしておこうかなと……。

    アオノソラさまの他者の作品に対して真摯に向き合われる姿勢は凄く素敵だと思いますし、こんな風に楽しんでくださったこと、とてもとても嬉しかったです!
    私もまずはアオノソラさまが今公開されているお話を拝読した後、これから生み出される物語をワクワクしながらお待ちしております!
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