本当は昨日近況ノートを更新しようと思ったのですが、疲れてるのに回転してるような感じで頭が変なテンションだったため、一日置いて書いております。
朗読会に続いて文学フリマ大阪も無事に終わりました。
これにて、9月に予定していたイベントはひとまず終了です。
今までイベントについてはお呼ばれいただいたところにひょこんとお邪魔して楽しませてもらっていたのですが、今回の2件は主催者&出店者ということで自分から能動的に動く必要があるという点で大きく違っていましたし、その分経験値が物凄く増えた感があります。
そっちの立場じゃないと気付けなかったことがめちゃくちゃあったのと、この経験の記憶があるうちは次回やる際の準備とかが格段に早くなりそう(笑)。
文学フリマについては振り返りを備忘録代わりにエッセイとしてまとめるか、近況ノートでさらっと終わらせるかどうしようかなとちょっと迷いましたが、エッセイ書くより小説書きたい気分なので(準備に時間と労力を費やしたので、そういう実務寄りではなく好き勝手にフリーダムに書きたい)、今ここでまとめてしまいます。
今回出店するにあたり、メインで扱ったのは相方の身内のご友人で、画家・絵本作家のいちかわともこさんが手掛けた絵本をはじめ、ポストカードなどの紙雑貨でした。
ほのぼのというよりじんわり染みる、深みのある絵を描かれる方で、本もどちらかというと陰の中の光を掬い取るような内容のため、子供よりも大人の方の方が響くものがあるかも。
で、せっかく出店するなら完全に売り子と化すよりも自分で一冊作って販売するのも経験のひとつだなと思い、「よし、作ろう!」と決意。
初回で長編一冊は何となくリスキーな気がしたので短編集にしようと思い、大人が読んで胃が重くなるような感じの話を4、5本詰めようということで、『しあわせな姫』と『桜雨の王国』は入れたいなと何となく考えていました。
それ以外をどういう内容にしようかなぁと思っていたらあっという間に数カ月が過ぎ、気が付けば8月に突入。
「あれ? 文フリまでに間に合わせようと思ったら印刷所さんに申し込むリミットはいつや?」となり、試しに逆算したところ、余裕を持たせるためには8月25日の週には入稿しないと間に合わんことが発覚。
カクヨムさんで連載しているものの続きを書かないと……と思いつつ、優先順位を考えたら文フリ用の作品を書くのが先だなということで、まずは『人狼の森』を仕上げました。
ここまでで収録本数としては3本が確定。
あと2つどうしよ……と思ったところで、「読後のいい話で締めたい」となり、『カエルくんとへびいちご』を作ることに(読んで胃が重くなるような感じの話というコンセプトはどこ行った……と自分でも思いますが、そこは目を瞑って下さい)。
この4本で寓話括りにしようということで、印刷所さんのテンプレートを使ってページのレイアウトをしていったワケですが、ここでひとつ問題が。
今回、表紙をcanvaで作成するにあたり、背表紙の幅などが関係してくる無線綴じではなく中綴じと呼ばれる方法で本を作ろうと思ったのですが、中綴じの製法というのがまず用紙を二つ折りにして重ねてから中央部分で綴じるため、用紙1枚につき表2ページ、裏2ページの計4ページ分が配置されることから総ページ数は4の倍数と決まってまして。
4作分でレイアウトした場合、うまく4の倍数に収まらず、中途半端にページが余ることが発覚。
「これは1500字ぐらいの話をもうひとつ入れる必要があるな…」ということで、過去に書いた物語の中から『十五粒のグミの実』と『さよならシザーデイズ』をピックアップ。
前者が『カエルくんとへびいちご』と雰囲気が似ることから後者をチョイスした上、BLではない失恋の物語に変更して収録することにしました。
ちなみに今回自分で本を作るにあたり、A5サイズの2段組にした訳ですが、文章が上段から下段、あるいはページを跨がないように修正を施しています。
その方がパッと開いた時の印象がすっきりするというただの自己満足でやったのですけど、この微調整がなかなか大変で。
「なぜ私はこんなに細かい作業をやっているのだろう」と途中から自分自身に疑問を抱いたりしました(笑)。
とはいえ、この作業のお陰で言い換えだったり無駄な言葉を省いたり出来たので、これはこれで勉強になったなぁと……。
あまりに読み返し過ぎて「もうこのくだり、飽きた」と思った罰が当たったのか、あれだけ推敲したのに印刷所から製本されたものを確認のために読んだら1文字消し忘れるという痛恨のミスが発覚。
天を仰ぎながら正誤表を冊子に挟んでOPP袋に入れつつ、見本誌に「ここにこういう修正ミスがあります」と付箋を添えました……。
そんなこんなで文フリ当日。
いやもうアレです、周囲のイベント慣れされたブースの皆様の陳列がめちゃくちゃ勉強になりました!
「棚とかああやって使えばいいんだ」とか「長机の敷き布にキャラのイラストがプリントされてて可愛いー!」とか「ブースの内側にタペストリーが飾られてる! 目立つし楽しそう!」とか、もう本当に見てるだけなのに目から入る情報量が凄まじい。
一応私も色々な方がnoteやXなどにアップされている過去の陳列写真を参考に何となくイメージして並べましたが、次回は縦の空間をもっと上手く使おうと思いましたね。
皆様、本当に工夫されていて、ブースが華やか&賑やかでした!
開場してしまえば5時間という開催時間は本当にあっという間で、当日は色んな方がブースに立ち寄ってくださり、ありがたかったし楽しかったです。
万博開催中かつ連休真っ只中のインテックス大阪という大阪市内なのにやたら遠く感じる場所まで来てくれた友人知人のほか、通りすがりで目を留めてくださった方、うちのブースからはるかに離れた場所にある見本誌置き場に置いた私の本を気に入ってくださったのか、「こちら、まだ在庫ありますか?」と尋ねてくださった方など、足を運んでくださった方全員に心から改めて感謝の気持ちを伝えたいなと……!
大学生の頃にパン屋さんでバイトをしていたのが私の記憶の中にある唯一の接客仕事なのですが、お客様とやりとりをしながらその時のことを思い出したりしました。
うちのブースに立ち寄ってくださった方全員が「あそこでの買い物楽しかったし気持ち良かったな」と思ってもらえますようにと考えていたのですが、そんな風に感じて下さっていたらいいなぁ。
両隣のブースの方も優しくていい方だったのも、初めての文フリ出店だった私には大変ありがたかったです。
そんなこんなで終わった文学フリマ大阪。
これでしばらく落ち着けるハズ……と思っていますが、驚くことに11月23日(日)、東京ビッグサイトで行われる文学フリマ東京にも出店します。
相方が「申し込もう」と言うので申し込んだのですが、「多分抽選で落ちるだろう」と心の中で思っていたら事務局さんから「机の配置位置を見直すことで全ての申し込みを当選としました」というようなメールが届いたことで出店が決定。
今回作った本については試しで作った20部が見本の2冊を除いてすべて旅立っていったため、「増刷する? それとも新刊作る?」という選択肢に迫られている今日この頃。
在庫を抱えたくないアパレルさんの気持ちがちょっと分かる……。
ということでおよそ2カ月後ですが、私、東京行きます(笑)。
ビッグサイト行ったことないし、そもそも東京のイベントというだけでビビりまくっているのでどうなるかさっぱり分かりませんが、とりあえずまた準備頑張りますー!
そんなこんなで文学フリマ大阪振り返り、お付き合いくださりありがとうございました!
ひとまず今週、どこかのタイミングで『鳶目✖兎耳』を更新したいー!
