掲載中の小説「もののふともののけの挽歌~會津城下のこひびと~」の第40話をあげました。
今回は「第五章 -1- 停戦の代償」。
戦争回避に向けて、動いていた会津藩ですが新政府側から、示された停戦の条件を巡るお話です。
判断や組織行く末に文字通りの「首」がかかっていた時代。
史実でも、全面恭順で戦にならないかもしれない道はあったので、それに向きあって書いてみました。
「責任」とは〜 とかウンウン考えてながら書いたのですが、予想以上に重いテーマに苦しみました。
重い空気を少しでも和らげようと、出した「石部桜」は実在のものです。
葦名氏の重臣、石部治部大輔の庭にあったと伝えられている。大きな桜。
大河ドラマ「八重の 桜」のオープニングにも出てきたアレです。
私は小さい頃からよく見にいって、学校の写生会でも行くほど身近な木だったので登場させました。おっきくて本当に綺麗なのです✨
次回は、東軍の動き、西軍の動きみたいな話の予定です。