以前ノートに書きましたが、知り合いに70過ぎくらいの方がいて、自費出版で紙媒体書籍を出しているのですが、定価1300円を1000円で「売ってあげる」と言われて、断るの面倒だなと思っていたら、本日、本当に持ってきました。
しかも小さめの色紙にサイン入り、まで添付して。
身バレするのであまり細かくは書きませんが、自分のお金で好きなことをするのは結構ですが、巻き込まないで欲しいです。
そして、「絶対に面白くない小説」を1000円も出して買わせるなんていう詐欺まがいなことも辞めて欲しいです。
以前書いた通り、小説が面白いかどうかは、表題、装丁、帯、この3つで大概は分かります。
奇抜なら良いではなく、全部のバランスがとれていると面白い、少なくとも私はそう感じてます。
ナントカ大絶賛、みたいな帯は論外ですし、曰く「知り合いに書いてもらった」というパッとしない表紙絵しかり、『愛犬ナントカ物語』といったもう表題だけでお話の半分が分かるようなものしかりです。
何が問題かと言えば、ネットで自分の作品を公開できる時代に、紙媒体でトータル200部くらいを流通させ、20~50万円をせしめる自費出版会社、これが諸悪の根源です。
ネット公開から電子、例えばキンドルなどに移行して小銭を稼ぐ勢は別に好きにすればいいです。
そもそもが趣味で利害度外視の同人活動も、好きでやっているので良いです。
が、言葉巧みに主に高齢者をターゲットにして出版を持ち掛け、自己顕示欲をあおる営業をかけまくり、遂には数十万円を支払わせておいて、200部……。
出版の主に流通の数字や仕組みを知らない人だと引っかかりそうな諸氏と、半分詐欺行為を「私たちも出版社ですから」と明言してる連中(あえてきつい単語で)、どちらが悪いのかは読み手の皆さんにお任せします。
というか、絶対に読まない小説を買わされた私の損害1000円は、近況ノートでネタとして昇華する以外に場がないです。
……返してください。