餃子をフライパンに入れて、火をかけるじゃないですか。
少しばかりの水を入れて蓋をして、蒸し焼きにするじゃないですか。
あー、あとは焼きあがるまで数分です。スマホでも見るかぁ、と思うじゃないですか。
すると、突然、何やらぐつぐつと何かが煮えたぎる音がするのですよ。
何の音? と思って、ふと顔を上げると……。
「ぎゃああああ。お味噌汁が泥を巻き上げた雲海のようになっているーーーー」
話が変わって、まじめな話をするのですが。
仕事をしているとふと思うこと。
――人はなぜ、怒るのか。
仕事柄、他人とコミュニケーションを取ったり、コンサルティングすることが多々あるのですが、最初から姿勢をやけに低くした喧嘩腰の人がたまにいます。
え、何をそんなに怒っているの?
もしかして、お腹すいてるの?
あ、そっか、朝の占い最下位だった?
無理やり自分の立ち位置を高くしているのかっ?!
他人のマウントを食い荒らすハイエナかっ?!?!
ふぅ……。
怒るって、エネルギーを使いますよね。
私は燃費が悪くて常にエネルギー不足なので、あまり怒ったりしないものですから、怒る人の気持ちがよくわからないのです。
怒るのもタイプがありますよね。
ピカピカの正論を振りかざして、自分を認めさせたいとか。→うん、言ってることはわかるんですが……。
ただただ、弱い人を攻撃して、周りから優位に立っていたいとか。→もうそのへんにしておいたら……。皆さん、ドン引きですよ……。
結局、怒鳴り散らす人って、そんなどうでもいい感情が垣間見えて仕方がないのですよね。
毎日は穏やかに生きようよ。
まじめな話終わり。大した話ではなかった。
先ほど、短編小説をアップしました。
簡潔に言うと、「あー、仕事辞めたいなー」をテーマにしたものですが、「この仕事向いてないなー」って思うことありませんか。
わたしはよく思います。
でも、仕事が向いてないって、結局はただの逃げ道なんですよね。これまで生きて来た道をただ引き返すだけ。一方通行。どんづまり。
そんなことを思うなら、まだ見ぬ道をこじあけて、自分だけの道を邁進した方がはるかに楽しいと思います。そこについてこれる人だけついて来い、みたいな。
まぁ、言うは易し、なのですけれど、そんな人生の岐路に立った人たちの背中を、ぽんと叩いて応援するような小説です。
そりゃあ、誰だって、初めてやることはツラいです。
失敗すれば、誰だって、精神落ち込みます。
そんなときは深呼吸して、寄り道すればいいんですよ。たまには違う帰り道を通って帰ればいいのです。美味しいご飯でも買ってね。
そうすれば、なんやかんやで、また明日も頑張ろうって思えます。
この小説のラストは、私が就活に悩んでいるときに思い付いたものですが(小説として完成させたのは社会人になってからなのですが)、今思うと、大学生って無限大ですよね。
でも、私たち人間は、年齢に関係なく無限大!
やる気と行動さえ起こせば、無限の可能性が、あなたを待っている!
と、思うのです。
このお話のモデルとした『ヤドカリ岩』は、北海道の離島、奥尻島にそびえ立つ鍋釣岩という場所です。
ラストのシーンを描くために、小舟に乗って朝焼けを実際に見ました……、なんてことはするはずもなく、『日本の絶景』という冊子を買い、写真とひたすら睨めっこしながら、朝焼けの絶景を描写してみました。ここの描写はかなり頑張っていますので、一度、お読みいただけると幸いです。感想も添えていただけると、100倍増しで歓喜します。
短編小説ばかりアップしてないで、長編小説書かなきゃな……。
月瀬澪。