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詩集『追憶の湖』のあとがきのようなもの。


 詩集『追憶の湖』を完結しました。

「月瀬澪」として、カクヨムで活動して初めての詩集でしたが、たくさんの方に読んでいただき、誠に感謝いたします。

 詩一つ一つの解説は野暮なので、あなたが感じたままに私の描いた世界をお楽しみください。


 さて、この近況ノートでは、解説ではないですが、私が思う『詩』について、ちょっとだけ所感を述べたいと思います。

 私が今回、創作してまとめた詩は、いわゆる区分で言うと、

用語:「口語詩」(口語体で書かれた詩)
形式:「自由詩」(音数に一定の形がない詩)
内容:「叙情詩」(作者の感情や信条、思いなどが込められた詩)

 となるかと思います。(調べました)

 この区分を気にして創作しているのかと聞かれたら、私は特に気にしているわけではなく、形式上、こういう詩であるというだけです。(創作は自由だ!)

 詩を作る時は、大体、頭の中にぽっと浮かんだフレーズや世界観をそのまま言葉にすることが多く、あまり改稿や推敲をしていません。とは言え、第一稿が完成した後は、一晩寝かせ、辞典を片手に、軽い言い回しや言葉選びをしています。

「詩は最初のインスピレーションとリズム感が命!」
 と考えている私にとって、実はこれが結構、大変。

 なにせ語彙力もあまり無いものですから、『古今和歌集』や『詩花和歌集』、『雪月花のことば辞典』なども読み解きながら、言葉の勉強をする日々です。ちなみに私の好きな作家は、和泉式部です。百人一首でも有名なこの一句が、私のお気に入りです。

<あらざらむこの世のほかの思ひ出にいまひとたびの逢ふこともがな>
(短歌や百人一首、和泉式部を題材にした小説もいつか描きたい……。)


 実は私、詩の作成に関しては、結構、独学的な部分が多いので、詩の基本をあまり知りません。ただ、J-POPなどの音楽を聴くときは、音のリズムより歌詞のリズムや世界観を重視するので、私の詩はそこに少なからず影響を受けていると思います。(なので、小説も結構、ポエムっぽいとよく言われます……。良いのか悪いのか。)とにかく、日本語の美しい言葉が大好きなのです。


 それにしても、カクヨムでは毎日のように、素敵な詩を次から次へと創作している方が本当に多く、いつも脱帽でございます。特に、柔らかな言葉で綴った詩というものは、作者様の透明感溢れる性格も表現しているようで、様々な世界観の片鱗に触れると、私の創作意欲も更に増してくるのです。いい刺激です。


 ということで、明日からまた新たな詩集を公開予定です。


 タイトルは『世界に見えない君のカタチ』

 テーマは「私」と「君」と「哲学」。
 哲学者、というほどの者ではないですが、私も私なりに創作や人生に対する哲学を持っていますので、それを表現した詩集となります。
 1日1詩アップできるように頑張ります!


 そういえば、カクヨムで6月から短歌・俳句コンテストなるものを開催するのですね。私も、今まで書き溜めていた短歌を厳選アップして参加予定です。皆さんも、素敵な歌をたくさんアップしていきましょう。


 ではまた。
 月瀬澪。

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