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労働は週3日くらいがいい。

今日も一日お疲れ様です。僕は今めちゃくちゃ眠いです。まだ水曜日ってのが信じられません。もう金曜でいいだろう。毎日定時上がりになってほしい。帰ってだらだらしたい。眠い。すごく眠い。

ところで『覚醒』の時に一瞬だけ触れたキーワードについて、少しだけ補足します。
本編にて「ライフコーディネーター」という職業を登場させました。これは多分伊藤計劃氏の『ハーモニー』でも似たような単語が出ていて、多分ネーミングはそこからなんだと思います。書いてるときは気づかなかったんですが今ふと思い出した。

で、僕は将来的にこの職業に関する話を書きたいと思っています。というのも、似たような概念が今後十年以内に出てくるのではないかと予想しているからです。

詳細は省きますが、5Gの普及とIoTの一般化に伴い、ボーダーレスでストレスフリーな通信環境って20年代にはほぼ確立されると思うんです。
もう圏外なんて起こさせないし、光回線の工事もいらなくなるし、置くだけポンなタイプかe-SIMによる接続でインターネットへの接続工程は劇的に手軽になると思っています。

そうなった時、社会はあらゆる場所、あらゆるモノでネットワークに繋がり、運転免許証や保険証のようにネットそのものが「無くてはならないもの」に完全に移行するんじゃないかと思います。

そうなった時、社会で便利に生きるにはある程度の知識やスキルが必要になってきます。
「ネットとか電子機器とかわかんねぇよ」
そういう人にとっては本当に大変な事態です。
PCのセットアップとかiPhoneの操作とかでサポート事業が色々あるように、いざという時誰かに聞けるというのはとても安心できるものです。

2010年代ではマシンスペックの強化などからディープラーニングがついに実現し、第三次AIブームが訪れました。
囲碁や将棋、そしてDota2などの多様なゲームでプロの人間とやりあえる知能が生まれたわけです。
彼らは特定のジャンルに特化した知能を獲得出来たものの、まだまだ人間のような柔軟な受け答えは難しいのが現状です。
ましてやネット環境や機器のサポートをするには及ばない。

仮に何でも受け答えできるようになっても、きっと人は「人との繋がり」を断つことは出来ないと思うんです。困ったとき、助けてくれるのが「AIでも良い」という人は一定数いるだろうけど、「AIじゃなきゃやだ」と言い切れる人は中々いないんじゃないかと思います。人間なんだし人間とコミュニケーション取るほうが安心感を得やすいのでしょう。

だからこそ、ライフ・コーディネーターという概念が生まれるんじゃないかと考えたんです。
ネットでつながる、次世代の生活環境を提案し、アドバイスし、設計してくれる凄い人、というのが現れるんじゃないか、と。

『覚醒』ではレプリカントが家政婦的な立ち位置にまでその勢力を伸ばしていますが、その根幹を支えるのはエンジニアやコーディネーターといった「人間」なのだろう、というアプローチで物語を構成しています。

しかし、じゃあ本作は人間に回帰する物語になんの? というとそうとも言い切れない。何なんだろうねこの作品は。自分でもよく分からない。

とまあ、何となく「こういう未来、あんじゃねえの?」と妄想するのは楽しいものです。
皆さんはどんな未来を想像されているでしょうか? 聞いてみたいものです(*´ω`*)

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