@moon724様より☆を頂戴いたしました。感謝申し上げます。
アベノミクスというのは、実のところごく普通の経済成長戦略であり、日本はかつて「国債という借金があるから」とでも考えていたのか、全く実行されませんでした。この通過膨張策による成長インフレ創造というのはアベノミクスを見ても分かるように劇的な結果をもたらします。
事実、この記事のころから一年と立たないうちに民間企業は手元資金だけでも500兆円も貯め込むようになりました。
しかし、問題もあります。庶民にこのカネが行き渡らないということです。庶民が500兆円も持って入れば国力はさらに増強されていたでしょうし、国富の増加も期待できました。ところが消費税率アップやら、企業や超富裕層への資本の社会還元策の不採用等、資本流動の固着化を招くような一連の失策のために、本来の通過膨張策の有用性さえ疑われるようになっています。トランプ政権を見れば分かるように、通過膨張策を採用している場合には「減税、減税、また減税」これが唯一の正解なのです。
このため最近、安倍政権に対する信頼は揺らいでいるように思われます。失業問題の改善が見られているために不支持が支持を上回ることはないのですが、彼の政策は決して正解ではなく、本来の成長インフレ重視策(新自由主義的な政策)を果断なく実行すべきだと、敢えて苦言を呈しておこうと思いました。
本当に困ったものです。日本の政治家および金融財政担当者の頭の古さには…(TдT)