@Niko3591様より☆、いただきました。感謝申し上げます。励みといたします。
このコラムですが、全編に渡って新自由主義色の強い立場から国家と歴史を債務とインフレで検討していく…という内容です。そのキーとなるが国債という位置づけでした。国家が経済成長政策を実施するにおいて国債増発が必須という現実をどうするか?を考えてみようという事でもあります。これは意外と珍しい着眼点のようで、ここに焦点を絞って国家や歴史を見る…というコラムはあまりなく、そのためPVが伸びていますことをありがたく思っています。
この手法は効果があり、韓国や中国といった、ただ表面的な現象しかニュースで見ない国を見る時に、この債務問題と国債の質・量が国の本質を見抜く重要なポイントであることもご理解いただけたかと思います。それは破綻する国家のパターンを見抜く事で、自らの危機を回避するための実証的証明が目的ということでもあります。この立場での見方がより広まってくれて、より精度の高い現状認識が出来るようになれば筆者としては嬉しい限りです。
一言申し上げれば、筆者は「韓国はデフォルトする危険性がある(# ゚Д゚)!」と申していますが、他のいわゆる嫌韓派の人たちとの決定的な違いがあります。
嫌韓派の人たちは、韓国が日本に対して劣等感をこじらせたあまり、何でもかんでも日本に噛み付いてくることを嫌っているのであって、もし韓国人が親日派に転じたら、きっと彼らを好きになるのでしょう。筆者は違います。
カネにルーズな奴に、まともな奴などいない
…これだけです。だから韓国とは可能な限り距離を起き、出来るのなら手を切れという言い方をしてるのであり、親日国でもこの条件であれば同じように手を切るべき、もしくは「改善しろ(# ゚Д゚)!」という話をします。ネトウヨごときと一緒にされるのはお断りです。韓国に関しては、通貨スワップなど要求する前に、国民に政治的失態を認めて謝罪の後、大幅な増税をして財政の不足分を埋め合わせるのが当り前。これさえ出来ないのでは信用できず「ダメだ」と言っただけのことです。極端な話、反日国家であってもかまわないのです。取引している日本に大損をさせるような国家は信用ならないといっただけのことなのです。
最も大切なことがあります。市民にとっては自分の生活が一番ということです。国や左右のイデオロギーよりも重要です。自分や家族が生きるためにはカネが必要だからです。思想や理想ではメシが食えないからです。
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この態度は『なぜ日本は〜ヤマト』のコラムの中におけるヨーロッパへの表現にあらわれているとお考えください。ギリシアやドイツだけでなくEUの本質的なあり方についても強い疑念を抱いていることはおわかり頂けたと思いますが、つまり韓国に対する見方と全く同じ見方をしているということなのです。
前回のリーマン危機は、その発端が欧州銀行における債務危機の顕在化が原因…とされています。2019年現在、各種指標から2020年夏以後に、かなり大規模な経済破綻が予想される事態に至り、この契機がもし再び欧州によって始まったとしたら、(欧州は日本にとっても切れない巨大な存在なので)「どうにかしろ!」と声をあげるしかなく、しかしそれ以前に破綻する理由を明確にするべきだと言っているのです。日本とヨーロッパの心理的な距離は関係がないのです。万が一にも同じ失態を繰り返すような輩であったなら、本当に信用できるのか?という疑念がよぎるのは当然です。また改善することができないのであれば、それは西洋の没落を意味することでもあるかと思います。
国家の関係を経済という『国家と市民の営みそのもの』から見るリアルさに欠けたまま、政治や文化で多国間関係を語ることの愚かさに警鐘をならしているということです(パヨクがよくやってる手法ですが)。そのための有力なツールとして国債を配置して、ここから俯瞰しようという試みが作者のコラムの原点になります。
内容は極めてシビアなものにしかなりません。しかしそれでもどうぞ、これからもよろしくお願いいたします…m(_ _)m