梅雨らしいお天気です。どんよりと、グレーとも白ともつかない空。雨も降ったりやんだりを繰り返す。今朝起きたときは私の好きな優しい雨が降っていました。そう、レースのカーテンをひいたような細かい雨。サ行の音のする雨。
さてさて、百人一首ネタのエッセイを投稿しはじめてしまいました。そしてやっぱり突き当たりましたよ。壁。ドンっとね(笑)。
百個あるのです。和歌が。中学生のときに必死に暗記したので、聞きかじりはあるのですが、やはり参考文献を読んでも「ふぅーん」で終わってしまう歌もあります。反対に「そうだったんだ~!そんな意味だったんだ~」という歌もありました。想い入れのある歌とない歌の格差がヒドイ✖✖✖
そして半分近くが恋の歌でした。まだ半分も書き終えてはいないんですけどね。それも悲恋・失恋系が多い。しかも許されない恋系……。私そんなに恋のことを書き綴れません。どうしましょ。
許されない恋といえば、テレビでも連日のように有名人の不倫騒動……。自分で不倫の小説を書いておいてなんですけれど、やれやれ、と眉間にしわをよせてしまいます。
許されない恋は、フィクションの2次元で読んだり見たり(書いたり?)して、妄想を加えて盛り上がっている程度が一番いいのかな、なんて思ったりしました。……なんて自分の小説をかばっちゃった。『月に願うこと ~ wish upon a moon ~ 』『空から綴る物語』ともにフィクションですからね。モデルもいませんよ。
百人一首の和歌にも許されない恋は多々登場するので、もしよかったら、頭の中でのみ盛り上がってみてください(笑)。
最近懐かしくなって、源氏物語のあらすじなどを読んでいます。まぁ、あれもドッロドロの恋愛物語ですよね。まぁ、2次元だからよし。オバサンっぽく「ま~、源氏もよくやるわよねぇぇぇ」と俯瞰であきれてみたり、藤壺の宮や紫の上に感情移入してしまって、「つらいわぁ、せつないわぁ」とひとり勝手に胸を痛めてみたり。妄想なら楽しいものです。『あさきゆめみし』読みたいんだけれど、どこにあるんだろう。実家かな?
光源氏が現代にやってきたら、今の日本の不倫騒動をどう思うんだろ。そもそも彼に「不倫」という概念は……、ない気がする。すべてに一生懸命。すべてに誠実(のつもり)。間違いなくボッコボコに叩かれますよ(笑)、光る君。
最後になってしまいましたけれど、ここまで読んでくださってありがとうございます。それから、何より毎日のように作品を読んでくださっている方へ、本当にありがとうございます。どなたが読んでくださっているかはわからないので、ここでお礼を言わせてくださいね。この前も使いましたけれど、感謝の花束をもう一度。
2016.6.15up 桜井今日子