こんにちは。私の住んでいるあたりでは桜が散り始めました。今年は随分と長い間花を楽しめたような気がします。
それに、今までは葉桜はなんとも寂しく、味気なく、見栄えもよくないように眺めていたのですが、今年はその印象は変わりました。葉桜でもまだまだ頑張って咲いている花もいくつもある。葉っぱも確かに出てきているけれど、決して幻滅させるものではない。今日も葉っぱと花びらとが混在する桜の枝の間から春の陽ざしが差し込み、風もないのにはらはらと淡い桜色のはなびらが舞いおります。桜吹雪なんていうけれど、吹雪のような激しさはありません。花の季節を木々たちが惜しむかのように流す涙のようにも思えます。いつの季節もそれぞれ愛でるところはあるけれど、やっぱり桜の季節は格別です。
いつもつたない私の作品を読んでくださっている皆さまへ
本当に本当にありがとうございます。いよいよ物語も後半です。来週からは最終章になります。もう少しこのふたりの物語におつきあいいただけると嬉しいです。
桜が散ると、また次の花の季節です。
ハナミズキ、ご存知ですか? 歌や映画にもなりましたね。春の最後を飾る準備を始めていますよ。街路樹でもよく見かけます。
2016/4/13 up 桜井今日子