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2019年2月16日 23:44
現代兵器質問コーナー
イベント「集まれ!現代兵器!」の開催に伴って現代兵器質問コーナーを設置します。
運用、仕組み、能力等、現代兵器に関する事なら何でも答えられる範囲でお答えしますので皆様ドシドシお寄せ下さい。
尚、未だ未完成では有りますが「創作世界における現代兵器の運用方法」というものも投稿しております。
運用に必要なものと弾薬についてのみしか解説していませんが、是非そちらも合わせてご覧下さい。
※質問に対する回答通達を近況ノート、小説の感想に行う事があります。
希望されない場合は希望しない旨を書きこんで下さい。
日本怪文書開発機構
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11件のコメント
片山順一
2019年2月18日 08:25
こんにちわ。片山順一と申します。
作中で、あなたの書かれた創作世界における現代兵器の運用方法について、思いっきり矛盾する記述をしてしまいました。
私の”銃と魔法と断罪者銃”という作品で、弾とかが効かない竜の種族、ドラゴンピープルというのが、味方ででてきます。そいつらは、いわゆる竜の鱗を持ち、9ミリルガーや、5.56ミリが全く効かず、12.7ミリでやっと痛いかなぐらいです。
が、弾薬成形炸薬弾頭を発射し、中身がドロッと溶けてダメージを与えるRPG7は危険であり、必死で逃げるという描写があります。実際にその種族が仕留められているという記述も出てきます。
やっぱりアウトでしょうか。戦車の装甲への着弾でいけるなら、とにかく固い竜の鱗には有効かと思ったんですが。
お話的にも、これが封じられると、いよいよ自衛隊に打つ手がない感じでして。どうするかなあと心配になりまして。
日本怪文書開発機構
2019年2月18日 21:53
ご質問、誠にありがとうございます。
ご質問内容を簡潔に整理すると、「成形炸薬弾の非金属装甲に対する効果」という事で宜しいでしょうか?
片山様は竜の鱗に対しては成形炸薬弾は無力だとお考えかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
成形炸薬弾は、ご存知の通り、金属のジェット噴流で装甲板に圧力を加え、装甲板の金属を液体として振舞わせる事により、装甲の貫徹を目指す弾薬です。
つまり、金属のジェット噴流で装甲板を殴っている訳です。
幾ら重機関銃の射撃に耐えるとはいえ、その様なものを食らったら一たまりも無いでしょう。
さて、ここからは蛇足となりますのでお読みにならなくても結構です。
ドラゴンピープルに対する自衛隊の対処方法ですが、重機関銃の射撃に耐えるということで、「空飛ぶ硬目標」と解釈する事が出来ます。
未だ御書を拝読していないので推測ですが、この世界の自衛隊は87式自走高射機関砲や、VADS等の近接対空防護火器を保有していないのでしょうか?
これらの装備であれば、幾ら重機関銃の射撃に耐える装甲があったとしても、普通に殴り殺せる可能性が高いです。
ドラゴンピープルという事で、恐らく人間程の大きさの目標だと推測致しますが、これらの装備は人より小さいドローン等に対する射撃も考慮しているので、特に問題ないと考えます。
その他にも各種榴弾等であれば、例え破片に耐えたとしても、爆風に伴う急激な気圧変化に伴い、内臓(主に呼吸器)が損傷を負い、死亡する可能性が高いです。
また、御書ではRPG7を自衛隊が運用しているとの事ですが、自衛隊には84mm無反動砲(カールグスタフ)110mm個人携帯対戦車弾(パンツァーファウスト3)が個人携行装備として、また、対戦車部隊内に87式対戦車誘導弾(中MAT)や96式多目的誘導弾システム、中距離多目的誘導弾、01式軽対戦車誘導弾等数々の対戦車装備を保有しています。
この中には発射後にレーザー照射された目標に向かう機能を持つものがあり、低空を飛行する目標であれば対処可能であるとも言われております。
少し考えただけでもこれだけの対抗手段が考えられますので、ご安心ください。自衛隊にまだまだ打つ手はあります。
他にご質問があったり、追加で質問したいことがあれば遠慮なくご質問ください。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
片山順一
2019年2月19日 22:05
質問の回答ありがとうございます。まだ拝見していませんが、私より結構評価の高い作品をお書きの様で。丁寧に答えて頂いて、頭が下がります。
自衛軍がドラゴンピープルにとって脅威になる攻撃ができるということが、確かめられたら、一応十分です。
補足で答えていただきましたが、自衛隊の個人携行装備に関してですが、第一章を書いたとき、調べが不十分で、自衛隊が使っている個人携行装備がRPG7だと勝手に思い込んでいました。本当に申し訳のしようもありません。しかもその場面は、十三章のうちの一章の序盤なので、現時点では、なかなか直せません……。
ちょっと補足をさせていただけるなら、作中で主に出て来るのは、陸上自衛隊の普通科連隊をモデルにした、陸戦自衛軍という人達なので、あんまり強い武器は持っていないということになっています。
作中の舞台となる人工島には、高速道路みたいなものが通じているだけなので、自走砲、戦車は数両。車両は軽装甲機動車、96式装輪装甲車がせいぜいです。
じゃあなぜRPGなんかがあるのかというと、日ノ本政府が安価で買って補給品として流しているということになっています。
作中でいう日ノ本という国は、戦争状態を国際的には認めていませんので、あくまで自衛軍を、駐留させているだけということになっています。公式にがっつり予算を付けて、最新の兵器をばんばん送ることは、ちょっと考えにくくなっています。ここらへんは色々、くさくさと事情があるのですが。
私の作中では、自衛軍が色々なハンデを背負って、戦っていることは確かです。それゆえの哀しさをメインに描いています。このへんは、好みの分かれるところでしょうね。
とにかく、適切なアドバイス本当にありがとうございました。
自衛隊のより強い武器や高い能力については、もっと調べて今後の作品に活かしていこうと思います。
日本怪文書開発機構
2019年2月19日 22:50
片山様へ
作品の評価は、飽くまで読者の皆様に付けて頂いたものであり、それにより私が偉くなったとかそういった訳ではありませんし、何よりこの質問コーナーは個人的な趣味でやっているものですので、お気になさらないで下さい。
また何かございましたら、気軽にご質問下さい。
さて、陸戦自衛軍という架空の軍隊という事ですので、現実の自衛隊との相違点があるのはさして問題では無いと思います。
比較的安価なRPG7等を装備として使用するのも、実は現実でも事例があります。
RPG7ではありませんが、フィンランドが56式自動歩槍(AK-47の中国版コピー品)を、戦時ストックとして20,0000丁を配備している為、その辺りの話を入れれば今からでも良い感じになると思います。
以下はこれからのアドバイスになるのですが、陸上自衛隊の普通科連隊は、自走砲、戦車は保有していません。
代わりに迫撃砲と対戦車誘導弾を配備しています。
詳しい編成についてはご自分でお調べになったほうが分かりやすいと思います。(ココには画像を貼り付けられないので……)
また、高速道路一本あれば事実上無尽蔵に兵力を送り続ける事が可能です。
何故なら、高速道路さえ確保すれば船を使用しなくてもトレーラーやトラックで師団規模の陸上部隊を直接派遣する事が可能であるからです。
ですので、高速道路が接続しているから派遣部隊の規模が小さいというのは一寸おかしいかな?と思います。(どうやら政治的事情がある様ですが、要するにソレが解決して政府が本気出せばソレぐらいの規模の部隊を派遣するという事は容易だという事です)
現実世界に於いて国家として軍隊を派遣せずに、他国に軍事的影響力を行使する手段としては、民間軍事会社(PMC)を活用するという手段が有ります。
政府は、「地元民から『警備』を要請されたPMCが勝手に行った、政府としては一切関知していない」と言えば終わりです。
その上、国家が力を入れて整備する行政組織としての軍隊では無く、民間組織なので、装備や編成も比較的貧弱になりがちです。
ですので、次ハンデを負わせて戦わせるなら、PMCも是非ご検討下さい。
他にご質問があったり、追加で質問したいことがあれば遠慮なくご質問ください。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
片山順一
2019年2月26日 21:14
丁寧な回答、ありがとうございます。
返信が遅くなって申し訳ありません。
RPGの件ですが、なるほど、フィンランドが56式自動歩槍を二万丁も配備している事例が現実でもあるのですね。AKの類は、名前を変えたライセンス生産品が相当出回っているというのは有名ですよね。一応、作中でもギャング的な奴らが、使っています。
前回の私の返答に間違いがありまして、陸戦自衛軍は、陸上自衛隊をモデルにしています。ゆえに、自衛隊でいう特車隊に当たる部隊もあり、彼らは76式戦車を送り込んでいます。自走砲に関しては、動いたり射撃している映像があまり見つからないのと、私自身の勉強不足でどういうものかよくわからず、登場は見送りとなりました。申し訳ありません。
また、普通科連隊が派遣されていますので、120ミリ迫撃砲RTは登場します。
対戦車誘導弾については、自衛隊が配備しているのを知識としては知っていたのですが、調べた限りで実際に撃っている動画等があまり見つからず、登場させられませんでした。
私の作中で出て来る自衛隊の兵器は、ユーチューブ等で、実際に射撃している映像があるものや手持ちの資料に記述があるものを優先しています。RPG7は、紛争地等で実際に撃っている映像がアップされていたのと、ウィキペディアが比較的充実していたので、イメ―ジがしやすかったのが登場の理由です。
後、活躍しているのは、ヘリのイロコイとアパッチ、それにチヌークぐらいでしょうか。
また分かりにくいことがあれば、質問させていただきます。丁寧に答えて頂いて、本当にありがとうございました。
磯風とユキカゼ
2019年3月8日 23:21
こんにちは。磯風とユキカゼと申します。
「集まれ!現代兵器!」に応募しましたが、主人公の部隊の戦車は今現在の各国軍において運用されていない車両ばかりですが、一応、第三世代MBTや第3世代~4世代ジェット戦闘機、イージスシステム搭載艦も登場しているので、問題ないでしょうか?
日本怪文書開発機構
2019年3月9日 12:05
はい、問題ありません。
是非ご参加下さい。
磯風とユキカゼ
2019年3月9日 21:05
ありがとうございます!
追加の質問、失礼します。
好きな現代兵器等ありましたら、教えていただけないでしょうか?
日本怪文書開発機構
2019年3月20日 16:29
私事都合により返信が遅れました。申し訳ございません。
好きな現代兵器ですか……あきづき型護衛艦とか好きですね……。
磯風とユキカゼ
2019年3月20日 18:35
あきづき型ですか・・・良いですね・・・。
日本怪文書開発機構
2019年4月19日 20:50
お父さん様へ
はい、宜しくおねがいします。
ご質問は何時でも受け付けており、可及的速やかにご返答致しますので、どうか気軽にご利用下さい。
ご質問お待ちしております。
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