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更新のお知らせ

こんにちはこんばんは、小谷です。
本日、4月14日、21gのひと第五章の6までを公開しました。

今回は第五章・21gのひと5、6のお話をします。
私の中ではもう、この二話で全て語りつくせたように思っています。
しかし、物語はまだ終わってません。もうしばらくお待ちください。
ラスト三話+エピローグで本作は完結になります。
時間差で同じ日に公開しようと考えていますので、少し日にちが空くかもしれませんが引き続き見届けていただけたらと思います。

タイトルになっている「21gのひと」という意味が分かる回でしたが……5、6はぶっ通しで執筆していたのですが、この回を書くためだけに続けてきたようなもので「これが言いたかったんだよ!!!」と脳内は大騒ぎでした。

私は青春時代、ミステリーばかりを読みふける子供だったので、いつかはミステリーを書きたいという夢があります。
今回はなんだか謎解き回のようで、若干楽しんでいました。しかし、5に関してはどちらかというと熱くなりすぎていたように思います。
真壁の最後のセリフである「私は、櫻木夕に意味を持たせたい」まで書いた時、暁人と同じくらいに手のひらが熱くてつい感情移入をしていました。

暁人のセリフ「先輩の事情にムカついています」は、最初もっと乱暴で普段では使わない単語だったんですよね。でもまぁ、こっちのほうが15歳の男の子っぽいだろうと。
この「ムカつく」は変にこだわってます。
文字にするとどうしても軽めに見える言葉なんですが、イライラしたり腹立たしい時は言葉が稚拙になりがちで、しかもまだ十代の男の子だし、どんなに叫びたくなろうとも何か物に当たりたくとも、飛び出すのはこの言葉なんじゃないかな、と。
私は怒ったときは無言になりますが(笑)

6は5の続きですね。少し熱が冷めた二人の会話。
憶測だらけなのに真実味を帯びていく。
21gの本当の意味、これを一番最初に考えていたので「やっとここまできたか」となんだか肩の荷が下りた気になっています。
ここまで随分、文字数も多く長くなりすぎましたが、櫻木夕の「幸せになっていればいい」を出すにはどれも必要な話だったと思います。

夕の両親というのは、彼らのこういう愛情表現といいますか、家庭環境といいますか……この時代、結構よくある話ではないでしょうか。
よくあっても困るんですけれど。どんな事情があれ、こんなことは許されない。私はそれを強く言いたいです。
愛情は時に凶器にもなる。何事も丁度いいのが一番です。

さて。
ラスト三話+エピローグまで突っ走りますので、最後までよろしくお願いします!

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