霧の町の話。

 北部山岳(名称未定)にもたれかかるように分布する霧の町は、その名の通り雨季は常に霧に覆われています。
 物語中にも出てきた滝も構成している架虹瀑布による水源と活火山による地熱、及びそれによる杉の群生によってつくられた霧は、太陽から赤目を守る役割も果たしていました。
 この杉は伐採され、豊富な水量を誇る光空河で流され下流の町で製材・加工されます。霧の町でも木工は盛んですが、湿度等の環境差及び街道整備などの問題から輸出は行われていません。
 この町の主要な産業は林業の他に湯治が挙げられます。霧の町自体には温泉はありませんが、周辺には温泉地が点在しています。戦後復興が温泉街にはまだ届いていないため、現在は戦後貴族と呼ばれる諸侯や教会関係者のみが利用しているようです。
 資源は豊富ですが耕作面積が極端に小さいため、自給率が低く、またミネラルによる害などにより、平均的な赤目民族よりもこの町の寿命は短いとようです。


 メタな話。

 モデルは群馬県の伊香保温泉街。榛名山山頂のカルデラ湖も一応設定上継承されていますが、話には使っていません。龍伝説とか心中伝説が有名。
 周囲の木々は常に霧を吐き出し、纏っているため、雲を作る町とも。
 岩衣森から先は四万温泉沢渡温泉をモデルにしており、甌穴や大岩不動など、岩に関するものはこのあたりのイメージから。
 川を利用した林業は九州の大川市の話から。本来上流の川は狭く深い、ラフティング向けなものばかりですね。
 岩牛や高原は伊香保から水沢あたりのイメージです。