善い人と悪い人の違いってなんだろうと思う。人格に美徳があるのか、それとも悪辣で狡猾な人間なのか、という人格的な問題なのか。人それぞれにそのような人格を形成する過程があると思うし、慮ることのできない様々な事情があると思う。だとしたら、何を基準に善と悪を選り分けるか。法律だ。その基準は絶対で、例えどのような過程が存在しようとも、自らの意思の下に、それが悪と知るところの行いをする、ということはその結果に責任を持たなくてはならないのだ、と思う。
かなり気分が悪い。騙される、というのは人を信じられなくする非道な行為の一つだ。こうなると、人を簡単に信じることはもうできなくなる。せめて僕自身だけでも、自分に誠実でありたいと願う。