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あとがき:ラムネ瓶とチキンラーメンの彼方

 はじめまして、お久しぶりです。

 先日投稿した作品『ラムネ瓶とチキンラーメンの彼方』は、カクヨム公式Discordにてユーザー間で行なわれた、『三題噺』で作ったお話です。
 ちなみに三題噺とは、三つのお題を出し合い、そのお題に沿ってお話を作る、というものです。元は落語の用語らしいです。

 お互いにお題を隠しながら、三つ揃ったところで公開!したのですが、集まったお題は。

『ラムネ』

『記憶』

『チキンラーメン』←私

 この三つでした。
 何と、食べ物が二つ出てしまったんですね。
 直前まで、お題をお互いに隠していたことが仇となりました。
 とはいえ、もうお題は出てしまったので、参加者私含め三名は、このお題でお話を書いていきます。

 この三つを使って思い浮かんだのは、『夏の日に飲むラムネ』『お腹を空かせた時に食べるチキンラーメン』の情景でした。
 ラムネとチキンラーメンを同時に食べるのは、何とも食い合わせが悪いように感じたので、そこは別々のシーンで食べることにして、この二つが物語のキーになるように設定していきました。

 そうするうちに、徐々に夏の逃避行という場面が頭に思い浮かび、今回の話が出来上がっていきました。

 私は、純文学のような五感を刺激する情景の描写が大好きです。
 ……純文学自体は余り読んだことがないのですが……。
 今回のお話では、そのような情景の描写を色々入れてみました。
 そのせいで少し堅い感じになってしまったかもしれませんが、どうか気楽に読んでください。

 そして、読んでいただけたのでしたら。
 どうか、おもしろかったら笑ってください。
 どうか、つまらなかったら笑ってやってください。

 そして、この作品に触れる、全てのみなさまに心から感謝いたします。

 ありがとう。

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