令和5年10月28日(土)本日、拙作「陰キャだった俺の青春リベンジ 天使すぎるあの娘と歩むReライフ」WEB版が完結しました!
なお、まだ番外編などを掲載するかもしれませんのでお気に入り登録はそのままにしておいてください!
ここまで辿り着く事ができたのはいつも応援して頂いた読者の皆様のおかげです。伏してお礼を申し上げます…!
特に書籍版の売上げが落ちた時に皆様の買い支えにより打ち切り回避できたのは、かなり奇跡的な事でした…。出版社様も驚いた程の現象だったようです。おかげ様で書籍も最終巻まで出せる見込みで、本当にありがたいことです。
以下、最後なので徒然と思いついた事を書いておきます。
■祝!初完結!
私は10年前に集英社スーパーダッシュ文庫(現ダッシュエックス文庫)で
「つくも神は青春をもてなさんと欲す」という作品でデビューしましたが、
打ち切りなしで完全に最後まで本が出せるのは今回が初めてで感無量です。
WEB小説自体この陰リベが初めてでしたが、第6回カクヨムWEB小説コンテストのラブコメ部門大賞という栄誉も頂き、3年間なんとか走りきることができました。
ちなみに当時陰リベと大賞を争った「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」(著者:たかた先生)はアニメ化が決定したので皆も見ましょう!(ウラヤマシイナー)
■続編などの要望について
皆様の感想は全て読んでおり続編やスピンオフの要望も多々頂きました。
ただ心一郎と春華の物語は全て語りきっており、残念ながら続編などは予定しておりません。ご了承ください。
スポット程度なら番外編で語ってもよいと考えていますが、続編は流石に蛇足かなぁと。
■幻の陰リベ
裏話になりますが、陰リベはそもそも1巻分しか考えていなかった話であり、それを最大限拡張して6巻分しかありませんでした。
最初に書き上げた話だと第13話から文化祭編ではなく御剣編と紫条院家訪問編に突入し、未公開エピソードである御剣の逆襲編をクリアしてエンディングを迎える予定だったのです。
一応この話は全部書いてはいるのですが、今見ると現在の陰リベからちょっと離れたざまぁ重視の話になっているなーという感想です。
※そもそも文化祭編自体が陰リベの人気が出てきたことで大慌てで構築した
プロットなのです。1日で作るのは本当にキツかった……。
■紫条院春華について
ヒロインの紫条院春華がちゃんと人気が出た事は作者にとって意外でした。
多くのラブコメはまずヒロインから作られますが、陰リベはそもそも青春リベンジのアイデアが先にあり、ヒロインは消去法のような形で3分ほどで作成されました。
しかも中身は天然お嬢様というかなり昔のキャラデザインであり、昨今はあまり見ないタイプのこの娘がよく受け入れられたなあ……としみじみ思います。まあ、最も意外だったのは時宗パパの信じられない人気ですが。
ラブコメで五十過ぎたオッサンが最人気キャラってなんやねん。
■心一郎が1週目世界から2週目世界へ帰ってこれた理由
本人は「運命からの仕事を果たした報酬か?」みたいな認識でしたが、運命からすれば「お前がいないと2週目世界の紫条院春華がどう足掻いても幸せになれなくて俺の仕事が終わらないんだよ」という感じです。
■最終章の悩み
最終章については、本当に凄く悩みました。
逆襲の御剣編はボツにしましたが、では最後の話はどうするか?
かぐや様に倣って文化祭とか? もう1巻で使っただろが頭アホウドリか?
やはり全てを精算するタイムリープ編?
でもここまで時間要素は使っていなかったので、いきなりタイムリープを軸にした話を展開して果たして読者はついてこれるのか?
もっと穏やかでただ幸せなだけの最終章でいいのでは?
そんな事をかれこれ一年半自問した挙げ句、スニーカー文庫の担当編集様の助言を受けて今のような形になりました。
結果として、この形で書いてよかったと思います。
しかし時間移動が絡むとメチャクチャ難しくなりますね……。これまで書いた話の中で一番難航しました。
■最後の謝辞
さて長々と益体もない事を書きましたが、そろそろ最後とします。
皆様、改めまして今まで応援ありがとうございました!
書籍版6巻はいつになるかわかりませんがご購入をお願いします!
小説家になろうとカクヨムでお気に入り登録している読者様(35000人)の全員が書籍を買ってくれたらアニメ化とか容易いですよ!(笑)
あ、スニーカー文庫様から新作ラブコメを書くように言われており、現在調整中なのでそっちもよろしくお願いしますね!
ここまでのお付き合い、心より感謝します。
心一郎と春華の物語を愛してくださった皆様にも幸せがあらんことをお祈り申し上げます。
ではまた。