こんばんは。はじめての投稿時間が2時だったことが原因でいまだに深夜に投稿しているこの作品ですが、かれこれ十章まではいりました。
もう少しで100話です。長寿だと言いつつ、まだ3倍近く続きます。わぁい。
ということで現実では9月に入ったということで今回はそんな夏の終わりにピッタリなクリスマスのお話でした。とはいっても、内容は完全にオフのサブキャラたちを描いたものだと思ってください。メインに据えたのは生徒会書記兼高校の総括の娘である「英嶺真綾」ですが。
彼女についてお話ししましょうか。
もとは出演の予定はなかったですし、生徒会も会長と副会長がいれば回るだろうと思って書いていました。ですが、異能部という認知されていない閉鎖的な空間と生徒会という広義では学校の顔であるが完全に開いた場所ではない空間では明らかに活動に支障をきたすのは目に見えていたので、人脈とフットワークがあるキャラを作りたいと思ったことが始まりです。
そして何よりほかの型破りな性格に負けないキャラである必要があり、キャラクターとして確立させるのはとても苦労した記憶があります。
登場人物にはそれぞれ「対」となる2つの要素を持たせるようにしています。いいところもあって悪いところもある。人間ならば当たり前のようなものに見えますが、実際にそれを魅せずにキャラを作るとどこかつまらない。
よくいるカンペキなイケメン。それはそれで高嶺の花を見ているようで眼福ものですが、絵画を見ているような手に触れれない遠さが残ってしまう。
金にものを言わせるゲスキャラ。ちょっと出の敵キャラにするにはちょうどいいですが、どうしても「こいつの目的がわからない」「そんなやついない」と思ってしまい現実感がなく、出オチで終わってしまう。
なんでだろう。
と、思い一人一人にいいところと悪いところの両方を持たせています。これが正しいキャラクターデザインかと問われてもノーコメントですが、少なくともこの『ダメな巫女娘に悪魔の加護を。』の登場人物全員が大好きですね。
主人公には人間と悪魔、そして冷静さと不器用さ。
ヒロインには神職と霊感ゼロ。
不良には暴力的な感情と正義感。
会長には権力とそれに見合わない奔放さ。
そして今回の登場キャラであるマヤには地位と権威と金周り、対して庶民的な発想と無欲さを持たせました。
ほかにも書き出したら色々とあるでしょうがこれくらいでしょう。
マヤはそこの部分がわかりやすいですし、より詳しく彼女の生い立ちを語ることで遠い存在から近くの友人にさせたかったので、このクリスマスで多く登場させました。
お嬢様なのに庶民的。高嶺の花なのに交友的。高校生なのに職業柄が出る。意外とこういった人物は現実世界でも小説やマンガの世界でも見たことないなぁと思ったのも描いた理由でもあります。
結果としていい子になりました。それでももうちょっと深堀させてあげたかったかもなぁと後悔は残っていますし、副会長や愛ちゃんについても深く追及させる描写があってもよかったですね。とはいえ、キャラを多くさせて、彼ら全員の性格を同時に理解しろというほうが書き手側の無謀な願望に過ぎないので、これはこれでよかったのかもしれません。
それに伏線は張ったし十分でしょう。
……あ、ゴホン! 何か言ったかな????
ということで登場人物全員をまとめていきましたが、まだ詳しくできていないのも数名います。いずれ、物語に登場してくれることを信じておいてください。
その信用を片っ端からねじ伏せて、新しい概念を私は生み出していきますから。
とりあえず、裏話をここで終えて次回以降のお話をしましょう。次回はクリスマスが終わったということで、お正月のお話です。
また日常回かよ、と思ったそこのあなた。
すいません、おおむねその通りです。
でも日本の行事の一環だから巫女であるヒロインの見せ所でもあるのよ! ただ巫女以外の人物は見てるだけにしても、せめてまだひとつもいいとこなしのヒロインにも花を持たせてあげてよ!
そんなわけで神社での行事がメインですが、主人公サイド、すなわち悪魔サイドの話もあります。あまりネタバレになるようなことは書きたくないのですが、出てくる悪魔は全員すでに登場しています。
問題児と問題児と保護者役といった感じですかね。
まぁまぁこれ以上言ったらいけない。
ということで次章『ハーピーニューヤー!』をお楽しみに!
ハーピーニューヤー♪ ハーピーニューヤー♪
……こんな曲あったよな? なんだっけ??