第四章『前の祭り』を全て投稿しました。こちらは学園モノといえばやっぱりイベントはつきものだということで書いた学校祭ネタでございました。
裏話になるんですが、実はこの章はあまり個人的にうまく描けた自信がありません。というのもこの章で描きたかったものが学校祭全体の「楽しさ」ではなく「つまらなさ」だったからです。自分自身、わざとつまらないような書き方をしたつもりはありませんが、話の流れとともになんか違うなーと思いながら書いたのがこの章です。
このわざとつまらなくさせたのにもちゃんと理由はあります。むしろ、こっちのほうが個人的によかったかもしれません。この章で伝えたかったのは「実質的な成功にはなったが部としては活躍できない失敗に終わる」背景を描きたかったからです。
生徒会の言いなりになって、なんだかんだで成功に終わるが、それは主人公たちの本当にやりたいことではなく、結局不本意なまま終わる。この微妙な空気感を第四章全体で出したかった結果、小説自体の表現や空気も微妙になってしまったと思っています。
これはこれでよかったとは思いますが、今更ながらもうちょっと面白い展開も用意で来たんじゃないかと後悔も残る章でもあります。
それはこの『前の祭り』というタイトルにも反映されていると思います。元となるのは慣用句『後の祭り』からであり、意味は『無駄足』という意味です。そのとおり、この学校祭での活躍は異能部にとっては一切の無駄だったということを示唆しています。
ではなぜ『前』なのかと言えば、それは『後』がある、つまり次の学校祭があるからです。
来年の2年生では必ず異能部として成功を収める。そのために今は泣く泣く生徒会とともに学校祭を成功させるのだと意気込むための『(本番)前の祭り』であると伝えるためのタイトルでした。
伝わったでしょうか?
伝わらなくても別に問題ありません。だってまだまだ一年も先の話ですから。
これで大まかな物語の筋は構えました。これにより第一幕『はじまりはじまり』から次回は新しい幕となります。
もちろん名前は部活のメインワークから取りました。
『Ready Stay Jorey!!』
そう、除霊ですね。やっと除霊っぽい除霊をします。さらには新しい章が始まります。タイトルは『令嬢にしては不相応』です。令嬢って誰だろう、と思ったそこのあなた。そうです、新キャラです。それも令嬢キャラ……かと思いきや、そうでもないニューヒロインが出ると思ってください。そんなニューヒロインが部活に関わることでさらに活動の幅が広がったり逆に狭くなったり、いろいろと厄介なことになるのでどうぞお楽しみに。
そして、毎度のことですが、応援、評価、レビューお待ちしております。いっそ私のことなんてフォローしないでいいので、作品だけでも見て行ってください。
そして少しお聞きしたいことがあるんですが、カクヨムさんの作品投稿者としてやっておくべき礼儀的な何かってあるんですかね? 例えば……目についた人全員をフォローするとか、誰かの作品にレビューを書いたりとか……イマイチ、こういった作品投稿の場を共有することがないのでピンと来なくて困っています。
6年間もずっと一人、誰に見られるも気にせず、勝手に書いて、勝手に出していた身なので。
なのでどうか、作品でもこのノートでもよいのでグッッドなコメントを頂けると幸いです。お願いします。