──広大な海が広がっていた。

 「いやぁ〜〜素晴らしいなぁ!!夏はやっぱり海だな!!」
砂浜で九蒔は寝そべっていた。村長からの依頼を終えて帰る途中なのだが、どうやら海に近い場所だったようだ。早く報告しにいかなければならないのだが、九蒔は帰るつもりはなさそうだ。自分は暑さで倒れそうなので早く帰りたい。
「暑いって!!置いてくぞ!!」
「はぁああ。つまんないぞ〜竜幻〜。」
「早く帰る……ん?」

 何かが九蒔の顔の上に飛んでくる……。

 丸い橙色の風船が九蒔の顔にぶつかった。