https://kakuyomu.jp/works/16817330654283806101/episodes/168173306542876028605つ目のお題は「筋肉」。無事、更新できました。
十年ぶりくらいのファンタジーものです。内容がアレですが。
何を隠そう、私の執筆歴はファンタジー小説からです。
中学生の頃、友人に誘われてやったTRPGのリプレイが処女作でした。
その後、高校時代は延々とファンタジー長編を書き続けていました。
今、流行しているライトファンタジーとは多少毛色が違いますが、
ファンタジー一色だったことに違いありません。
ジャンルの大半がファンタジー(感覚的に)というWEBラノベ界隈で書いているのだから、
ファンタジーものを書けばも少しは注目もされるだろう、と思わなくもないんですが、
何故書かないかというと、答えは簡単で、面白くなくなったからです。
別にファンタジーをこき下ろしたいわけでなく、まったく個人的な話です。
理由は自分でもよくわかりません。
一つは、おっさんになったから、というのが理由な気もします。
昔の私は現実が大嫌いで、常にどこかに逃げたがっていました。
社会人になり、自分の人生は自分で漕げることがわかってから、俄然現実が楽しめるようになりました。
それで、逃避先としてのファンタジーの魅力が薄れたのかもなあ、と。
あとは似たような作品が多すぎて食傷した、というのもあるかもしれません。
今でも読めるファンタジーは(漫画ですが)、「異世界おじさん」と「姫騎士は蛮族の嫁」ですし。
ああ、「氷と炎の歌」は面白く読めましたっけ。完結してませんけど。
「脳筋大魔王」は、そんな私の久々のファンタジーです。
まあ一発ネタのパロディですが、わりと面白く書けたかなと思っています。
私の考えるファンタジー小説はオリジナリティをいかに磨くかというハイコストな存在なので、
逆に文字数縛りがある方が、諦めがついてよかったのかもしれません。
これを機に再び、ファンタジー世界の扉を開けるかどうか……は分かりませんが、
ご一読いただければありがたいと思います。777文字だし。
あと、この作品にはもう一つ奇妙な過去がありまして。
実は着想は一つ前のお題時点だったんです。
その時は「うわー新ネタ降ってきたけど、筋肉がお題はないよなあ」と思ってたんですが、
まさかまさか、本当にお題が来るとはw
運命的なものを感じなくもありません。777文字に縮めるのは、ほんと大変でしたけど。
なんか取り留めなく長文書いてしまいましたが、これネタで一本書けましたね。
まあいいか。お題は残り二つ。最後まで渾身の777文字を貫きますので、よろしくです。