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関西弁の難題/神風更新

お待たせしました、神風VS更新です。
火曜にはあがるといいつつ、金曜までずれ込みました。
リアル事情もろもろあったんですが、完成間近で「これイマイチだな」と感じて、半分方書き直したのが一番の理由です。

今回、40話ぶりくらいに出てくる吉田 文殊というキャラ。
大阪のゾクで、大阪弁でしゃべります。
この小説では日本各地のキャラが登場しますが、作者の取材が追いつかないのと、小説という媒体的に読みづらくなると考え、ピンポイントに使う以外では、方言を採用しない方針で書いてきました。

とはいえせっかく舞台は作者地元の関西。
気安く書ける関西弁くらいは出そうと、このキャラやモブには使っていたんですが……会話シーンが続く今回、書けば書くほど、文殊のキャラがおかしくなっていくw

元々、文殊は洋登場時のやられ役程度に考えた、ちょっと台詞多めのモブだったんですが、バトルで案外いい動きして、流れで洋のお眼鏡にかなってしまい、再登場となったキャラです。

さして設定も考えておらず、キャラもブレブレだったところに、無駄にリアルな関西弁をしゃべらせた結果、悪徳商人臭とかチンピラ臭が漂い始めて、作者のイメージと激しく乖離し始めました。

締め切りの翌日、頭を切り替えて書き上げようと思いましたが、どうにも違和感がぬぐえず、悩んだ末、会話を八割没にして、文殊のキャラ筋を考え直すとこからやりなおしました。

関西弁もちょっと見直し、関西人的には多少ニセくさい、微妙なところで関西くさくない程度に抑えて、キャラとの調和を計ったり。まあ上手くいってるかはわかりませんが、作者的にはひとまず納得したので、更新しました。

神風VSはどう書いてもクソ長くなる作品です。一幕のバトルは書くのに半年かかりましたが、あと14回はこれを書かないと決着しません。もちろんそれだけ書けばいいわけでなく、周辺を描くといつ終わるのやら、です。

プロットも大筋を決めてあるだけで、よいアイデアが生まれればガンガン変えています。文殊の件がそうだったように、作者が一番充実感を覚えるのは、プロットを文章に流し込むことではなく、勝手に動くキャラを四苦八苦して作品に落とし込めた時です。たいてい難産ですが、最高に楽しいです。

とりとめなく書きましたが、ひとまず戦場コンビニの回は今回で終了。
千客万来のお客は、まだ少し続きます。
次回更新は火曜を目指します。よろしくお願いします。


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