『ドライ・マンハッタン』第7話「解放」では、音大生の優がコンクールでラプソディー・イン・ブルーを弾くところがあります。
既に、『J moon』の方で、その時の優のしでかしたことを、蓮華が奏汰に話しているのですが。
これ、もとになったエピソードがありまして。
優のモデルになった先輩が、試験でオリジナルのジャズの曲を弾いてました。
アップテンポの明るくてカッコいい曲でした。
クラシックも上手くてジャズも上手い人で。
ですが、アドリブのところは譜面(事前に譜面提出します)に書かなかったらしくて、コワい先生が「こんなのは減点だ!」と言っていたのが聞こえました。
試験終わった後、先輩に会った私が、「アドリブのところ譜面書かなかったんですか?」って聞いたら、「うん。ここからアドリブ〜って感じにして」と暢気にほわほわ笑ってて。
「◯◯先生が減点だって言ってましたよ〜」と、からかい半分に言ったら、「えっ! うそっ! ヤバっ! どうしよう!」と焦ってて。
「マズイよね。どうしよう〜、どうしよう〜……、ま、いいか!」と諦めたんだか開き直ったんだか、ホントにどうでも良かったのか。
ホント、この人が焦って騒いでるのとか見たことないです。
そして、ちゃんと実技試験成績上位者で名前張り出されてたという。
才能ある人は違うなぁ、と思ったのでした(^^;
第7話「解放」のあのままでは救いがない気がして、ちょっと書いておきたくなりました。