「ミケルド。ユウト様の世界では2月14日に愛する人にチョコを渡すそうです。バレンタインと言うらしいですよ?」
「そうなんですか?でも、どうしてチョコを渡すのでしょう?」
「ユウト様の世界ではチョコは昔、媚薬として用いられたようです。愛する人を誘惑するためにチョコを渡すのでは?」
「そうでしょうか?」
「さっそく私もチョコを作ります」
「……ホーリー様」
「はい?」
「チョコに何を入れるつもりですか?」
「フフッ。これですか?食べたら体が熱くなって、私がとても魅力的に見える薬です。ユウト様、きっと喜んでくださいますよ」
「……なるほど、いつも通り。というわけですね」
*バレンタインにチョコを渡す理由については諸説あります。