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粉雪に切なさを乗せて……

今年は雪が多いです。
私の暮らす地域は雪国のため、この時期は早朝の雪かきから一日がスタートします。

しんしんと降り積もる……ならまだいいのですが、結構な勢いで吹雪が吹きつけて来ることもしばしば。
猛烈な風と共に飛んでくる雪って、凄いんです。
冗談抜きで、正面向いていると息が吸い込めなくなります。
人里にいながら、雪山で遭難した気分を味わうことができます。

そんなわけで、雪かきを終えたら即、家に籠って大量の書物に埋もれる日々。
ブリザードが轟轟と吹きすさび、風と除雪車以外の音がかき消される世界の終末のような風景を窓から眺めつつ、本を片手に温かい紅茶を一口。

至福の時です。

でも数時間経ったら、また家の前に降り積もった雪を片付けるため、玄関を抜けて終末世界へ。まるで氷の魔物に立ち向かう、勇者の気分です。

とりあえず、周囲が白銀の世界に閉ざされているうちに、雪かきと読書の傍ら、細々と執筆も続けてゆきたいと思います。

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