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https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907(「🐲第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト」参加作品)
📈2023.05.13朝時点のコンテスト順位:401位/1223作品
📢読者選考期間中――未読の方はぜひユニークな世界観をお楽しみいただき、レビュー★、作品フォローでの応援をよろしくお願いいたします。🙇
◆レールガンと超音波砲、火炎放射もつけといて? 後、超磁力と不老不死も。
◆AIアリスに守られて、東明60歳は20歳の冒険者として異世界に転生した。目指すはスローライフ! 不老不死に自動回復でしょ? 火炎放射だ、電撃だ。レールガンに超音波砲もつけといて? ついでに超磁力も。お気楽冒険譚の始まりだ!
◆お気楽ムードのマイペース主人公&「3つの下僕(しもべ)」たちの活躍をお楽しみください。🙏
📕第13話 生産職への道は1日にしてならず――ところで、晩御飯どうする?
そこからは普段の調子を取り戻して、せっせと砂金採りに精を出した。初日のような|大物《・・》には当たらず、時折豆粒大の塊が取れるくらいだった。
「昨日が異常だったんだよね? ビギナーズ・ラックってやつで」
「異常もあそこまで行くと清々しいニャ」
資金稼ぎのための砂金採りだけど、山ほど稼ぐ必要はない。『商売』を始める元手が溜まれば十分なのだ。
「幾らくらい稼げばいいかな?」
「円にして1千万円。10万マリも稼げば十分ニャ」
昨日稼いだ分が5万マリ。既に仕事場、屋敷、馬車に野営装備一式、生活用品一式は確保した。
「あと5万マリか。1日1万マリを5日稼ぎ続ける勘定だね」
「問題ないニャ。『式』たちを昼夜休みなしで働かせれば到達可能な目標ニャ」
うわあ。うちってブラックだったのね。『式』とはプローブと同じでナノマシンを憑りつかせた動物や虫である。プローブは偵察専用の式と言ってもよい。
陰陽師が使う『|式神《しきがみ》』をなぞって付けた呼び名であった。中二病と呼ぶなら呼べ。使い魔っていうより格好いいじゃん。
式神は人の目には見えないものとされていたそうだ。ナノマシンにそっくりだね。
「テイマーにして錬金術師。今度は陰陽師だね。本業は『|飾職《かざりしょく》』になるのかな?」
いつまでも砂金採りでは社会に溶け込めない。アクセサリや置物などを製作する職人として活動していこうというのが、俺たちの作戦だった。……