• 異世界ファンタジー

外れスキルの追放王子 完結

ふなずです。
ペンネームの由来は出身の名産である「ふなずし」から「し」を抜いて(しぬき=死ぬ気で頑張るの意)ふなずです。

本作はどうでしたでしょうか?

二年の連載、文庫本六冊分。最初から追いかけてくださった方も居るかと存じます。
ですが「思っていたのと違う!」という感想が九割を占めそうですね。私も思っていたのとは違う作風になったのをひしひしと感じております。今になって思うとダンジョン物の面白さを出せる場所が何箇所もあったので、勿体ないことをしたなぁと反省しきりです。

本作、当初は某ゲームパロディ小説(兼楽々ハーレムチートストーリー)を書く予定でした。ですが引き出しが少なすぎて書けない! となったので思い切って自分の書きたいものをガーッと書いたのです。

方向性を変えるきっかけは「アンリ」という名前でした。元々はダークソウル3に出てくる「アストラのアンリ」から名前を借りたのですが、物語を書いている途中で名前の意味や由来を調べてみると、古いドイツ語で「家の主」となっていると知りました。

それから家や家族を主軸にしたストーリーに転換。
一族と古代人との因縁がメインとなりました。
私は最高に面白いと思いながら書いておりましたが、読者の八割がリタイアしました(猛反省)。反省を活かして書籍版ではダンジョンを主軸にした物語に再度方向転換しております。面白いのでぜひ買ってください。宣伝です。

本作は生まれて初めて書いた長編小説ですが、当初の想定より多くの評価を頂けました。
何度かギブアップしそうになったのですが、昔に貰った感想やレビューを読み返して、英気を取り戻して何とか完結まで書き切れました。皆様のおかげです。応援していただいた全ての方に、お礼申し上げます。

次回作については……また書きたくなったら新作をこっそりと投稿するかもしれませんので、その時はお付き合いください。



以下、キャラ総評(一部のみ)

・アンリ
アンリと言う人間は、私から見た「理想の息子」です。苦しむ姿を見るのは本当に辛かった。要所要所でサイコパス染みてましたが、実は本当にサイコパスです。けれど周りの助けもあって幸せになれました。
人は環境で変われるのでしょうか? 一章で死んだエイスとは本質がすごく似ていて、アンリもああなった可能性があるのです。逆もまたしかり。

・マリー
元ネタは聖母マリア。アンリの復讐のきっかけ。
過去編とかも書きたかったですね。快活な性格をしていて、フォレスティエ流の剣術を王宮でも披露していたのでしょう。誰からも愛されていましたので、ボースハイト以外に嫁いでほしかったです。けれど、それだとアンリが生まれないジレンマ。

・アロウ
由来:Arrow(矢=戦場の鏑矢をイメージ)、Allow(許すこと)
作中では孫と出会えた喜びではっちゃけてますが、本当は厳格で格好いい英雄なのです。きちんとそこら辺を書けば良かったと反省。

・アルファ(ターウ、アルファルド)
消さなきゃ……
てめぇはこの世にいちゃいけねぇ奴だ
一体何考えてたんだ?
本当に気持ち悪いよ、的なラスボス。
慢心しなければ絶対に負けないですが、彼は慢心することを望んでいました。
長く同じゲームを遊ぶと縛りプレイとか始めるものです。かれもそう言ったプレイヤー染みた心境でしたし、最後は満足して逝っています。
個人的にはターウが結構好きです。

・トールとシーラ
二章から影が薄くなってしまいました。
二人の父母は第三王子に殺されているので、その復讐を描きたかったなあと反省しきり。ちなみにこれは書籍版で書く予定……書籍が続けばですが……。
アンリは家庭というものに強い執着を抱いていて、二人が安全に過ごしているのは、アンリの心の安全弁でもありました。この二人が傷ついた時、アンリの心は完全に折れるのでしょう。

・シリウス
おかん兼とと様。

・クリスタ
おかんその2。フレームが細い眼鏡をしてそう。

・リリアンヌ
首輪大好き人間。個人的趣味が高じて出来たヒロインでした。
アンリと同じで本当に望むものはささやかな幸せだったんだと思います。エピローグの後はアンリの処遇について物凄く嘴を挟んできます。シーラと一緒に。

・ガブリール
由来:七大天使ガブリエル。神の意志を伝えるメッセンジャー。
子供のカマエルも七大天使カマエルを由来としています。神の子であるイエス・キリストを励ました力強い天使。「神を見る者」を意味します。
狼なので寿命は十数年。時間ジャンプの弊害を一身に受けました。
彼女もかつて群れで迫害されていたので、同じ匂いを感じたアンリに凄く懐きました。聖廟の守り人を務めながら、独り立ちしたカマエルとも遊んでいたので、最後は幸せだったのでしょう。

・ファルコ
三番目くらいに好きなキャラ。盟友。
今は一線を引いて、後継者育成に努めています(娘とか)
実はアンリの信仰心が異常に薄いことを感づいていました。「こいつって神を冒涜しているのでは?」と気づいたファルコは何度かアンリを暗殺しようとしましたが、友情と利害関係が邪魔して出来ませんでした。
運が良ければ、アンリの寝室で毒薬を持ったファルコが三時間ほど悩む様子が見られるでしょう。

・クロード
物語の脱線要因兼兄貴分。悪い遊びもいっぱい教えてくれそうです。
あの後は故郷に帰ってベルナと一緒に漁師をして生涯を過ごします。
エピローグ後、灰色髪の少女(16歳)がたまに遊びに来て、クロードの息子や娘と遊んだりしています。椅子に座りそれを見るクロードの心境や如何でしょうか。

・ヨワン
一番精神的にまっとうな王族。
教皇とは結婚しましたが、互いに利用し合う悪友的な夫婦になります。
かつて声を失った少女は侍従になりました。不貞行為でもするつもりかと周りは焦りますが、ヨワンは少女に対して親子の愛情に似たものしか感じてません。

・ミルトゥ
パワハラワンマン経営者。
マイルドヤンキーっぽい。実家を離れて一軒家とでかい車を買うタイプの息子。なんだかんだで夫婦仲とかは良さそう。
物語上で一番損失を負わずに利益を得ていますが、いつアルファルドに殺されてもおかしくなかった。

・セヴィマール
作中で四番目に好きなキャラ。感想欄を賑わせるボースハイトの麒麟児。
無礼な言い方をすれば、死ぬほど便利で使いやすい男でした。この男が居れば作中のピンチはだいたい乗り切れます。パワハラ兄上から逃れられて悠々自適に過ごしてました。
エピローグ後は要職には就かず、騎士団の輸送任務とかを手伝ったりしています。自由気ままに過ごし、でかい屋敷を建てて、たまにアリシアにお土産を買って帰る、そんな兄。

・サレハ
男好きではありません。兄に異常な執着を抱いているだけです。
作内では書けなかったのですが、サレハの目線は常にアンリの方を向いていました。怖い。書籍版では「消滅」と「鎖」の起源魔術を使う魔術師として活躍! 鎖って……。

・オーケンハンマーとクリカラ
作中の謎をすべて知っているので、出した時点でネタバレ満載になる諸刃の剣。
夫婦でしたが、仕事の忙しさからすれ違いで離婚。
クリカラは寿命のあるホムンクルスを製造し、そこに体を移しました。オーケンハンマーと同じ時間を歩むための体だったのですが、思いは果たされず。

・フルド
アリシアの相棒。
槍と弓を使う戦士です。
弓はシリウスが作りました。
シリウス「フルド……いつか想い人が出来たらこの弓を渡しなさい。これを引けるものしか私は認めせん」
フルド「めっちゃ強い弓じゃないですか。私が使いますね」
シリウス「…………」
みたいなやり取りの後に、弓を貰い受けました。槍はクリスタが準備。

・アリシア
最終章の主人公。ハッピーエンド請負人。百合ハーレムを築きそう。
ダンジョンで鍛えまくっているので、最盛期アンリの3.5倍くらいの強さです。
実は彼氏が居て
アリシア「お兄ちゃん、彼氏ができたよ」
マナの魔人「うがー!」
アリシア「シリウスさんの息子だよ」
マナの魔人「シリウス殺す!」
みたいなノリにしようとしたのですが、止めました。彼氏はいません。シリウスの息子は娘にジョブチェンジしました。

辛いことも有りましたが、前を向いて頑張る女の子です。
信頼できる家臣とともに、国の長をしっかりと務めます。

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