痴漢冤罪の対応を行った駅員やJRに対しても憤りを感じますが、問題の本質はそこだと思えません。
事実が確定したわけではありません。
ただ、記事の証言から判断できる事が1つ。
女性側はあまりにも気軽な思考で、人を犯罪者に仕立て上げているように見えるという事。
そして、それを咎めるような社会ではない事。
この2点が私にとっては本質です。
痴漢も含め犯罪行為は立証が難しく、水掛け論になった上で世間が忘れるものは多いと思います。
本件に関しても私にはもちろん事実はわかりません。
世の中には立証できずに、逃げおおせた犯罪者などいくらでもいるでしょう。
今回の件はたまたま動画が残っており、かなり濃い推定無罪として判断できる事件です。
もしそれが無ければ、グレーゾーンに入った痴漢冤罪被害者が、憶測により私刑を受けていた可能性もあります。
私刑によりすべてを破滅させ、人生を失ったとしても冤罪を作り出したように見える女性を含め、誰も責任を取る事はありません。
一度スタンスを明確にしますが。
痴漢行為は悪質な犯罪行為であり、
許すべき事ではありません。
ですが、テレビでドラマ仕立てで行われていた痴漢行為の取り締まり特集や、男性側の言い分を完全に無視して立件されてきた事。
立証が難しいからこそ、楽になろうとして女性側の主張のみを全面的に支持し、疑われた時点で犯罪者と認定しているようにしか見えない社会情勢。
そういったものが蓄積し、推定加害女性は、
痴漢と叫べば私は正義だというような思想に至ったとしか思えません。
実際いろいろな憂さ晴らしに、痴漢冤罪を吹っ掛けたと思われる事件や、痴漢冤罪で示談金を要求する美人局集団も実在してるでしょう。
これらは罰せられないからこそ横行し、罰せられないからこそ実際の痴漢も罰せられない状況になっていると思います。
痴漢を正しく罰するためには、痴漢冤罪を正しく罰する事が必要なのだと感じました。
大きく取り上げられたこの事件が、社会を良い方向に変える事を願います。