不可思議な怪異に「真犯人がいることを仮定して、勝手に立件した事件を解決する」のが『閉ざされた密室』に登場する探偵役〈フェロリ〉ちゃん。

実は、その不可解な怪異は「異能が絡んだせいで現実的には不可能犯罪と化した事件」て云う裏設定的なものがありますが、この類の事件に『衆人環視の密室』のクレイマーこと探偵役〈宮條〉ちゃんを登場させると【神の眼】が炸裂して、いかに「もっともらしい虚構を誤認させるか」が焦点になりがち。

なにを言ってんだ?
て、感じになってる...?

図解すると、
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--事件発生--
なにがあったのか考える
フェロリの活躍する場面
--真実の捏造--
捏造した真実を立証する
宮條の活躍する場面
--事件解決--
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宮條ちゃんが物的証拠を起点に『真実』を捏っち上げる探偵役ならば、フェロリちゃんは状況証拠のみを使って反証不能の『真実』を提示する探偵役です。

同じような異能の絡んだアンチミステリを、全く異なる手法で解決しちゃう探偵役を書きたくて、フェロリちゃんは生まれました。

宮條ちゃんの場合は、その捏造した『真実』が絶対的に正しいこと唯一無二の『真相』に偽装して強引に事件を解決させちゃうのが可愛いと思います。