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知らぬ存ぜぬ政治家たち

菅義偉官房長官は13日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」について来年の開催を中止すると表明した。(共同通信)

旗色が悪いと察するとさっさと手を引く、あとは知らぬ存ぜぬを押し通す。しばらくは説明責任を問う声も上がりもするが、そもそも説明をしないという姿勢を崩さない。そうするうちに移り気な世論は別の話題に気を移してしまって、責任の所在は(国民の実害さえも)うやむやになってしまう。

世論の批判をかわし、政治家生命を延長するには非常に効果的なやり方だ。これまでの政治家が自己の正当性を説明すればするほど、世論の批判にさらされてきた事実を「学習」した末の対応なのだろう。

まったく主権者たる国民をバカにした話だが、是は是、非は非と判断してこなかった(非ばかり)国民にも問題がある。結果として、こんな対応を学習させてしまったのは我々、バカな国民だったということなのだろう。

それにしてもこんな対応をとって平然としていられる政治家には存在して欲しくない。「説明責任を果たせ」だけでは、彼らを追い詰められないのであれば、また別の戦術をもって彼らに相対しなければならないのではないか。まだそれが何かわからないが……。

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