文章を書くときに音声入力がいいと聞いた。
いちいちキーボードを叩く必要が無く、最近の文字起こしAIは優秀で、変換ミスも少ないという。
たしかに、両手が空いた状態で、誰かに話すように文章を紡げたら便利なのでは、と思った。場所を選ぶことも無い。
ひとまず、スマホの入力アプリに付属している音声入力を試してみた。
驚いた。めちゃめちゃ恥ずかしい⁄(⁄ ⁄-⁄ω⁄-⁄ ⁄)⁄
なんだろう。車の中、1人で試してみたのだが、この小さな端末に話しかけているという状態が非常に恥ずかしいのである。
口をパクパクさせている間に、入力モードが切り替わる。どうやら入力時間がかなり短い。黙っていると音声入力モードが終了するようだ。
他のアプリを探してみる。
と、そもそもスマホ本体のメモアプリに付属しているという情報を得て早速試してみた。さきほどよりは長いが、やはり沈黙が続くと音声入力モードが終了してしまう。
使ってみて気づいたが、どうも自分は話している間、思考が止まるらしい。一文喋りきると次の一文が完成するまで、声が詰まる。その間に音声入力時間が過ぎてしまう。
なるほど。向いてない。
入力しているときはそんなこと無いので、慣れなのかもしれないが、少なくとも今は音声入力による文章の作成を諦めた方がよさそうだ。
こんなことにも向き不向きって存在するんだな、と感じた出来事だった。