神辺様校正企画用の近状ノートです。

神辺茉莉花様の企画用の近状ノートです。
https://kakuyomu.jp/user_events/16816452218816669502

何かありましたら、ご気軽にお越しください。

11件のコメント

  • さっそくのお返事、ありがとうございます。
    お返事、確認しました。

    こちらのノートにつらつらーっと書いていくので、「なんか違う―!」とか「指摘の意味が分からない」という時は遠慮なくお知らせいただけると助かります。

    作品自体の感想は最後にまとめて行いますね。

    それでは少々お時間をいただきます。
    よろしくお願いします。ぺこり。
  • こちらこそ、貴重な時間を拙作のためにありがとうございます!
    のんびりお待ちしておりますので、お手数をおかけしますが、よろしくお願いしますm(__)m
  • 音楽仕掛けの世界魔法 ~崖っぷちの王女は、ライブで世界を救う~ 
    初稿校正結果
    ※抜けている話は指摘点がなかった部分です。


    序章 ライブ開幕


    ・文章上、内容上気になった部分

    >緊張を紛らわせるように担当の楽器をもてあそんでいると、まとまりのなかった歓声が、開演の時間が近づくにつれ、どこからともなく手拍子が始まる。

    「まとまりのなかった歓声が」どうなったのか、という部分がうまく読み取れませんでした。
    あるいは
    緊張を紛らわせるように担当の楽器をもてあそんでいると、まとまりのなかった歓声が、開演の時間が近づくにつれ、手拍子に代わる。
    みたいに言い換えてしまうか……。
    ご検討ください。

    ※ただし「緊張を紛らわせるように担当の楽器をもてあそんでいると」は、バンドメンバー側の動作。「まとまりのなかった歓声が、開演の時間が近づくにつれ、どこからともなく手拍子が始まる」は観客側の動作なので、視点(カメラ)をどこに置くのか、ということは再度確認したほうがよさそうです。

    あー……いや、並列かなぁ……。
    そうなると「まとまりのなかった歓声」と、過去の時制にしてしまうと統一がとれなくなる感じなので……やはり言い換えを検討したほうがいいかなと思います。
    並列(+視点がメンバー)の場合
    緊張を紛らわせるように担当の楽器をもてあそんでいると、まとまりのない歓声が、開演の時間が近づくにつれ、手拍子が始まる(のが聞こえてきた)。
    なのかなぁ……とは思っています。


    1-1 悪夢

    ・誤字脱字チェック
    ・ご紹介に預かりましたイリアーナです。→ご紹介に与りましたイリアーナです。
    ※常用外なので「与りました」をひらがなにする、という手もありだと思います。
    ・今もイリア自身に何も問題はなく、通常どおりに歌っているにも関わらず。→今もイリア自身に何も問題はなく、通常どおりに歌っているにも拘らず。
    ※常用外なので「拘らず」をひらがなにする、という手もありだと思います。
    ・全身に突き刺さるような視線がひらすら恐ろしかった。→全身に突き刺さるような視線がひたすら恐ろしかった。

    ・文章上、内容上気になった部分

    >心臓が激しく動悸する。

    「動悸」のみで心臓の拍動が自覚される症状を指すので、少し二重表現気味だったかな、と思いました。
    A 心臓が激しく動く。
    B (激しく)動悸がする。
    他にも何か候補がありそうだなと思っています。


    > このときの足が震える感覚を今でも良く覚えている。

    この文章だけ、現在から見た書き方となっていますが、この書き方でOKですね?


    1-3 カズの目覚め

    ・誤字脱字チェック
    >不思議に思っていると、カズが申し訳なさそうそうに頭をかいていた。→不思議に思っていると、カズが申し訳なさそうに頭をかいていた。



    1-4 魔王の息子

    ・誤字脱字チェック
    ・本当に穏便に話に来ただけかもしれない。→本当に穏便に話しに来ただけかもしれない。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >イリアが受け取り、筒の中を見ると、そこには上等な紙が入っていた。厚く丈夫で、肌触りも良い。

    ここは「肌触り」でOKですね?
    「手触り」ではないですね?


    1-5 開発者ゴンス

    ・文章上、内容上気になった部分

    >彼の堂々ぶりにイリアは内心感心する。

    「堂々ぶり」……意味は分かるのですが、少しオリジナリティの高い使い方だったのではないかな、と感じています。
    (「堂々・と/たる」というつなぎ方なので、「堂々とした振る舞いに」「堂々たる様子に」みたいなつなぎ方になるんじゃないかな、と感じました)


    >口を挟んだのは、重臣の一人であるゴンズだ。

    小見出しでは「開発者ゴンス」となっていますが、「ゴンズ」でしょうか? 「ゴンス」でしょうか?


    >国王の了解の言葉を受け、ゴンスの低く小太りな体躯が、家臣たちの列より一歩前に出る。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >ゴンスのガマガエルのような顔が、国王を見上げる。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >ゴンズは嘲笑を浮かべる。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >ゴンズの発言によって、他の家臣たちにも動揺が広がっていく。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >言いながらゴンスは左手を顎に当てる。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >ゴンズがイリアを横目で見ながら、淡々と事実を告げる。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >精霊の名を頂きながら、一つも精霊を呼び出せなかった。

    「頂く」……誤字ではないのでこのままでももちろんOKですが、重々しく、うやうやしいニュアンスを出すのであれば「戴く」も可能なのかな、とは思っています。
    ※「戴く」は常用外のため、意図的に避けた可能性もあり?


    >辛いことにゴンズの話は真実だ。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >だからこそ、ゴンズの発言に正面から異を唱える者はいなかった。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >ゴンスはジロリと魔族のジンに視線を向ける。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >それに加えて、ゴンスは精霊炉の開発者。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >「ふむ。ゴンスの言う通りだ。事は慎重に進めることにしよう」

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >このままゴンスの思うとおりにさせるわけにはいかなかった。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >ゴンスが再び口出しをしてくる。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    >魔法具の交易に有利になるという理由で、ゴンスが国王に勧めてきたと聞いている。

    「ゴンス」or「ゴンズ」?


    ※「ゴンス」「ゴンズ」の表記揺れがあるようなので、他の部分も含め、2稿目以降全用例をチェックしてみます。



    1-6 ジンの実力

    ・誤字脱字チェック
    ・我が国の護衛兵たち攻撃を防げたら、私だけではなく国王陛下も納得してくださることでしょう→我が国の護衛兵たち『の』攻撃を防げたら、私だけではなく国王陛下も納得してくださることでしょうor我が国の護衛兵たち『からの』攻撃を防げたら、私だけではなく国王陛下も納得してくださることでしょう
    (引用長めで見にくくなってしまったため『』をつけています)
    ・「なんだ。そんなことか。手取り早くやろうではないか」→「なんだ。そんなことか。手っ取り早くやろうではないか」
    ・ところが、触れる直前で猫は急に耳を逆だてて、不快な態度を現した。→ところが、触れる直前で猫は急に耳を逆だてて、不快な態度を表した。
    ・精霊の歌姫として活躍できなかったため、神殿に居続けることはできくなった。→精霊の歌姫として活躍できなかったため、神殿に居続けることはできなくなった。
    ・難しい音程の動きにも関わらず、カズは巧みに指で弦を操っている。→難しい音程の動きにも拘らず、カズは巧みに指で弦を操っている。
    ※常用外なので「拘らず」をひらがなにする、という手もありだと思います。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >軽快なリズムで難易度の高そうな演奏をさらっと簡単にやってのけている。

    「難易度」→「難度」にしますか?
    (※「難易度」=難しいか容易いかの度合いですが、最近は「難易度」で通す書籍もあるようなので、念のための指摘です)


    >この駆け引きで勝ったのはイリアだ。

    ここは「この駆け引きで勝ったのは私(or自分)だ」
    でなくてOKですね?
    (イリアの思考している部分なので、自称が「イリア」でOKなのかどうか、引っかかりました)


    >そう自分を言い聞かせた。
    「自分を」でOKですね?
    「自分へ」もしくは「自分に」ではないですね?


    >ゴンスの挑戦状にジンは不敵に笑っていた。

    「挑戦状に」でOKですね?
    「挑戦に」ではないですね?


    >イリアは驚きのあまり大きな口を開けてしまった。

    内容に関する確認です。
    イリアの口が大きい、ということでOKですね?
    口を大きく開けた、というわけではないですね?


    >ゴンスが自分の懐中時計を見ながら、ぶつくさと不満そうに文句を言いながら、鍛錬場から去っていく。

    「~ながら」という表現が二度出ていますが、並列表現ということでOKですね?


    >興味深そうに見ている者がいれば、怪訝な顔をしている者もいる。

    「~も~ば~も~」という構造なので(参考の⑤の用例なので)
    興味深そうに見ている者「も」いれば、怪訝な顔をしている者もいる。
    なのかな、と思っています。
    参考 http://www.edewakaru.com/archives/7707310.html
    (絵でわかる日本語 〜も〜ば〜も〜|日本語能力試験 JLPT N3)



    2ー1 旅立ち

    ・誤字脱字チェック
    ・数日が経ち、アルステル国内の整備された街道を超えたあと、隣国の土地に入っていた。→数日が経ち、アルステル国内の整備された街道を越えたあと、隣国の土地に入っていた。
    ・姉上の誰かが王の選ばれるだろう→姉上の誰かが王に選ばれるだろう


    ・文章上、内容上気になった部分

    >冷蔵技術の開発のおかげだ。
    ここは「冷蔵」でOKですね?
    もしかして「冷凍」?


    >ギターを弾く彼の指の動きが人技ではなく、珍しい楽器と音楽に衛兵たちも大興奮。

    「人技」……意味は分かるのですが、辞書にはまだ出ておらず……。
    となると、言い換えるか、言葉を補ったほうが無難なのかな、と思っています。

    ギターを弾く彼の指の動きが人ができる技(動き)ではなく
    みたいな感じなのかなぁ、と思っています。


    >食事と馬の休憩以外、馬車を乗り続けたお陰で、日が暮れる前には、ベルへイムという町が見えてきた。

    確認です。
    ここは「馬車を乗り続けたお陰」でOKですね?
    「馬車『に』乗り続けたお陰」ではないですね?



    2ー2 魔獣
    ・誤字脱字チェック
    ・爬虫類に似た強固な鱗に覆われいる。→爬虫類に似た強固な鱗に覆われている。

    ・文章上、内容上気になった部分

    >まだ開発途中だが、精霊が弱まっているとすれば、ゴンズの計画は頓挫するはずだ。

    「ゴンズ」? 「ゴンス」?
    二稿目以降作品全文を確認してみます。どちらに統一するか教えてもらえると嬉しいです。



    2ー3 古びた食堂

    ・文章上、内容上気になった部分

    >私の国でも広報を伝える手段として使ってるけど、カズのいう番組まではないわ。

    台詞ですが、「広報を伝える手段」という表現に引っかかりました。
    「広報=広く報せる」なので、「広く報せるのを伝える手段」という感じになって……うん、少し意味が重複しちゃうかな、と思っています。

    私の国でも広報の手段として使ってるけど、カズのいう番組まではないわ。



    2ー4 アップライトピアノ

    ・誤字脱字チェック
    ・柔らかい何かを叩くような音が、柔らかい聞こえてくる。→柔らかい何かを叩くような音が、柔らかく聞こえてくる。
    ・カズは演奏がやめ、黙ってイリアを見つめる。→カズは演奏をやめ、黙ってイリアを見つめる。



    2ー5 グランドピアノ

    ・文章上、内容上気になった部分

    >一瞬のミスで全部台無しになりそうな難易度が高そうな曲なのにカズは難なく演奏している。

    確認です。
    ここの「難易度」は「難度」でなくてOKですね?



    2ー6 領主の屋敷
    ・誤字脱字チェック
    ・実はお腹が痛なって。食べられなくて残念だなぁ→実はお腹が痛くなって。食べられなくて残念だなぁ


    ・文章上、内容上気になった部分

    >領主の屋敷は、三人は馬車で連れていかれた。

    「領主の屋敷は」……「領主の屋敷『へ』」もしくは「領主の屋敷『に』」でしょうか?


    >簡単な曲なので、間違えさえしなければ、それなりに聞ける曲だった。

    確認です。
    ここは「間違え」のままでOKですね?
    「間違い」ではないですね?



    2ー7 住民からの感謝

    ・誤字脱字チェック
    ・キュン萌えの衝動のまま、抱きしめたくなる欲求をイリアは理性で必死に押さえ込んだ。→キュン萌えの衝動のまま、抱きしめたくなる欲求をイリアは理性で必死に抑え込んだ。



    3-1 森の中

    ・誤字脱字チェック
    ・ひどく痛んではいないので、エルフが手入れをしているのかもしれない。→ひどく傷んではいないので、エルフが手入れをしているのかもしれない。



    3-2 エリュー

    ・文章上、内容上気になった部分

    >エリューはそういうと、どこか移動を始めた。

    確認です。
    「どこか移動を始めた」はこのままでOKですね?
    「どこか『へ』移動を始めた」もしくは「どこか『に』移動を始めた」ではないですね?



    3-3 もう一つのお告げ

    ・誤字脱字チェック
    ・気持ちを無碍にするつもりはないが、なぜあんなに警戒していたのに、手のひらを返したみたいに歓迎するのだ→気持ちを無下にするつもりはないが、なぜあんなに警戒していたのに、手のひらを返したみたいに歓迎するのだ


    ・文章上、内容上気になった部分

    >長老は眉間に皺を寄せて渋面した。

    「渋面した」にひっかかりました。
    「渋面を作った」の方が慣用的な表現だったかな、と感じています。


    >エルフの人たちは、イリアたちを総出で歓迎会の準備をしてくれた。

    語順(あるいは言い回し)に多少引っかかりました。
    エルフの人たちは、総出でイリアたちの歓迎会の準備をしてくれた。
    or
    エルフの人たちは、イリアたちのため総出で歓迎会の準備をしてくれた。


    >まるでお祭りみたいな賑やかだった。

    A まるでお祭りみたいな賑やかさだった。
    B まるでお祭りみたいに賑やかだった。

    どちらかではないかな、と思いました。



    3-4 美しくない

    ・誤字脱字チェック
    ・嫌な記憶を毎日見せつけらて、苦い思いをさせられていた。→嫌な記憶を毎日見せつけられて、苦い思いをさせられていた。



    3-5 空の異変

    ・誤字脱字チェック
    ・カズがマイペースに二人の間の割り込んでいった。→カズがマイペースに二人の間に割り込んでいった。
    ・イリアたちは長老たちの続いて外の出た。→イリアたちは長老たちの続いて外に出た。



    3-6 ドワーフ族

    ・文章上、内容上気になった部分

    >いざとなったら国を権威を使えという父の配慮を感じていた。

    確認です。
    「国を権威を使え」は並列表記としてこのままでOKですね?
    それとも「国の権威を使え」でしょうか?



    ひとまず今日はここまでー!
    もう一度読み直して、最後に感想をお出ししますね。
  • 神辺様、さっそく校正していただき、ありがとうございます!
    結構ありましたね(汗)。
    特にキャラの名前の間違いが自分でも酷いと思いました(土下座)。ゴンスに統一したいと思います。

    誤字脱字で指摘していただいたところは、順次反映していきたいと思います。
    分かりにくかった(引っかかった)文章は、これから考えて直していきたいと思います。

    校正や指摘に関して、なるほどなぁーと勉強になることばかりでした。
    これから少しずつ変更していきたいと思います。

    引き続き、校正をお待ちしております。

    あと、読み終わったあと、伏線不足や構成、そのほか何か内容に関してお気づきの点がございましたら、教えていただけると、大変うれしいです。

    お手数をおかけして大変申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

  • (初稿校正続きです)

    4-1 城への帰還

    ・誤字脱字チェック
    ・「ゴンスを捕られよ!」→「ゴンスを捕らえよ!」



    4-2 必要エネルギー量

    ・誤字脱字チェック
    ・ただ単に計られていただけだった。→ただ単に謀られていただけだった。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >今まで明るく陽気だった彼から信じられないくらいの迫力だった。

    確認です。
    「今まで明るく陽気だった彼から」でOKですね?
    「今まで明るく陽気だった彼が」ではないですね?



    4-3 ライブとは

    ・文章上、内容上気になった部分

    >先ほどゴンスの正気に戻すときに出した楽器がまだそこに残っていた。

    確認です。
    ここは「ゴンスの正気に戻すときに」でOKですね?
    「ゴンスを正気に戻すときに」ではないですね?


    >悩んでも仕方はない。

    確認です。
    ここは「仕方はない」でOKですね?
    「仕方がない」ではないですね?



    4-4 ラジオ番組

    ・文章上、内容上気になった部分

    >珍しいカズの故郷の曲を歌うのかと思っていた。

    確認です。
    「珍しい」の位置はここでOKですね?
    珍しいカズの珍しい故郷の曲を歌うのかと思っていた。
    ではないですね?


    >週末以外は毎日ラジオは放送を行う。

    確認です。
    これは「毎日ラジオ」という番組名でOKですね?
    もしくは
    週末以外は毎日ラジオの放送を行う。
    みたいに「ラジオの放送を週末以外は毎日行う」という意味合いでしょうか?


    >なんとか平静を努めた。

    確認です。
    ここは「平静を努めた」でOKですね?
    「平静を保つように努めた」
    みたいな感じではないですね?



    4-5 姉上

    ・誤字脱字チェック
    ・ジンが土下座するような勢いでお頭を下げている。→ジンが土下座するような勢いで頭を下げている。
    ・イリアが仲裁すると、ピッケはこちらを驚いたようの振り向く。→イリアが仲裁すると、ピッケはこちらを驚いたように振り向く。
    ・ピッケがカズからイリアのへ視線を移す。→ピッケがカズからイリアへ視線を移す。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >ただならぬ緊迫した二匹の様子を感じて、イリアは黙って見守っていた。

    「ただならぬ」ですでに「張り詰めた」「緊張した」「ピリピリした」等の意味があるので、「ただならぬ緊迫した」というのが少し意味上、重なっているのかなと感じました。


    >魔族と人間が争いが終わったのは、イリアが生まれたからだと言う。

    単語のつながりに少し引っかかりました。
    A 魔族と人間の争いが終わったのは、イリアが生まれたからだと言う。
    B 魔族と人間が争い終わったのは、イリアが生まれたからだと言う。
    どちらかでしょうか?


    >「前は片目が見えるくらいだったんだけど、二つの目が見えるようになっている
    >」

    「二つの目が見えるようになっている」の後で改行されているようです。ご確認ください。


    >イリアは思わず想像して全身が寒くなり、思わず鳥肌が立った。

    このままでも問題はないのですが、「思わず」という表現が一文内に複数出ているので少し気になりました。どちらかを言い換えてもいいのかもしれないな、と思っています。


    >怖いあまり不安が漏れそうになったが、誰も答えられない質問を口に出せなかった。

    確認です。
    ここは「怖いあまり」でOKですね?
    「怖さのあまり」「恐怖のあまり」みたいな感じではないですね?


    >不安からなのか、熱心に祈る者がいれば、神殿の人間に縋る者もいる。

    「~も~ば~も~」という構造なので
    不安からなのか、熱心に祈る者もいれば、神殿の人間に縋る者もいる。
    なのかな、と思っています。



    4-6 開催日

    ・誤字脱字チェック
    ・「だから、曲を提供をお願いされたんだけど、了解でいいわよね?」→「だから、曲の提供をお願いされたんだけど、了解でいいわよね?」or「だから、曲を提供することをお願いされたんだけど、了解でいいわよね?」
    ・歌が広がれば、それだけ精霊が元気のなるからね。→歌が広がれば、それだけ精霊が元気になるからね。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >でも、言い伝えでは、救世主は元に戻っていた。

    確認です。
    ここは「元に戻っていた」でOKですね?
    「元に戻っていった」ではないですね?


    >諸各国にも魔法が得意な者を派遣して、ライブを中継するための準備をしているようだ。

    立項されていないので「諸各国」という表現に引っかかりました。
    「諸外国」「諸国」「各国」のどれかでしょうか?
    (※文芸作品なので、あえて新しい単語を作るのもありだとは思いますが、念のため)


    >カズが慌てて抜き取ると、男の異常な行動は止まり、あっという間に正気に戻っていた。

    確認です。
    ここは「あっという間に正気に戻っていた」でOKですね?
    「あっという間に正気に戻っていった」ではないですね?



    4-7 一週間前

    ・誤字脱字チェック
    ・じゃあ、イリアにとっては良い状況なっていたんだね?→じゃあ、イリアにとっては良い状況になっていたんだね?
    ・イリアが微笑むと、カズはやっと安心したのか笑顔を浮かべるようなった。→イリアが微笑むと、カズはやっと安心したのか笑顔を浮かべるようになった。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >最近のイリアの演奏の上達具合は、自分でもちょっと自信がある。

    基本的に三人称ですが、一人称と混ざった書き方になっているのではないかなと感じました。



    4-8 当日

    ・誤字脱字チェック
    ・みんあが待ち焦がれている演奏を披露しよう。→みんなが待ち焦がれている演奏を披露しよう。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >魔族の男の呟くと、イリアだけではなく、他のメンバーも苦笑しながら同意していた。

    「魔族の男の呟くと、」という部分に少し読みにくさを感じてしまいました。
    A 魔族の男の呟きに、イリアだけではなく、他のメンバーも苦笑しながら同意していた。
    B 魔族の男が呟くと、イリアだけではなく、他のメンバーも苦笑しながら同意していた。
    みたいな感じなのかな、と思っています。


    >拙さは練習量と安易度の低さでカバーだ。

    「安易度」→難易度
    でしょうか?
    (※「難易度」→「難度」でなくてOKですね?)



    4-9 メンバーの気持ち

    ・誤字脱字チェック
    ・カズが望んだとおりの場面が目の前の広がっている。→カズが望んだとおりの場面が目の前に広がっている。
    ・王女という高い身分にも関わらず、丁寧だが気さくな話し方は、特に気構えることなく聞きやすかった。→王女という高い身分にも拘らず、丁寧だが気さくな話し方は、特に気構えることなく聞きやすかった。
    ※常用外なので「拘らず」をひらがなにする、という手もありだと思います。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >まして、イリアが傷つき、失ったもの知ったとき、自分の世界は自分たちで救うべきだと思った。

    ここは「失ったもの知ったとき」でOKですね?
    「失ったもの『を』知ったとき」ではないですね?


    >「——どうか私を助けて」

    ―は複数個で使用したほうがいいのかな、と思いました。


    >彼のおかげで、このライブを無事に開催することができましたからです。

    文末ですが、「開催することができましたからです」という表現でOKですね?



    4-10 共に

    ・誤字脱字チェック
    ・観客全員がイリアの姿をじっと見つけていた。→観客全員がイリアの姿をじっと見つめていた。
    ・目が眩むような光りが、下から空に向かって一直線に突き進む。→目が眩むような光が、下から空に向かって一直線に突き進む。


    ・文章上、内容上気になった部分

    >ゴンスを最後に視線を送ると、彼はニヤリとほくそ笑んだ。

    ここは「ゴンスを最後に視線を送ると」でOKですね?
    「ゴンス『へ』最後に視線を送ると」みたいな感じではないですね?


    >これから封印という最高のエンターテイメントを用意したんだ。

    確認です。
    ここは「エンターテイメント」でOKですね?
    「エンターテインメント」ではないですね?
    (※「エンターテイメント」でも間違いではないのですが、正しくは「エンターテインメント」とされているようなので念のため)
    参考 https://kotobaken.jp/qa/yokuaru/qa-93/ 
    ことば研究館 ことばの疑問 「エンターテインメント」が「エンターテイメント」「エンタメ」といったいろいろな語形で使われるのはなぜですか


    >親指が一本だけ立てていた。

    ここは「親指が」でOKですね?
    「親指を一本だけ立てていた」あるいは「親指が一本だけ立てられていた」ではないですね?


    >精霊の光は激しさを増し、渦のように激しい勢いで、ライブ会場へと向かっていく。

    「激しい」という表現が一文中に複数ありますが、ここはこのままでOKですね?


    >彼はイリアが明るく笑っていたほうが、彼は嬉しいはずだ。

    一文中に「彼」が複数ありますが、ここはこのままでOKですね?


    >最後の挨拶なのか、彼が手を差し出されたので、イリアだけではなく、みんなが慌てて彼の手を握る。

    「彼が手を差し出されたので」という表現に引っかかりました。
    ここは敬意表現としてこのままでOKですね? (動作に対して敬意を表すのであれば、他の部分も書き換えたほうがいいのかな、と考えています)
    もしくは
    A 最後の挨拶なのか、彼が手を差し出したので、イリアだけではなく、みんなが慌てて彼の手を握る。
    B 最後の挨拶なのか、彼から手を差し出されたので、イリアだけではなく、みんなが慌てて彼の手を握る。
    みたいな感じなのかな、と思いました。


    >「——」

    ―は複数個で使用したほうがいいのかな、と思いました。



    終章

    ・文章上、内容上気になった部分

    >「今日も番組を聞いてくれてありがとうございます。リクエストがあった曲をワールドが演奏します。曲名は——」

    ―は複数個で使用したほうがいいのかな、と思いました。


  • 感想

    異世界(日本)から召喚したカズと共に「人の世が滅びる」という予言に立ち向かうため、音楽活動を通して敵封印のための精霊のエネルギーを集める物語でした。

    舞台がいわゆる異世界で、メインとなるキャラクターが異世界人。召喚した人物と共に何か行うという筋立て・キャラクター配置はここ最近はやり出したのかな、と感じています。
    そういう面ではうまく時流を捉えた作品であったな、と思っています。

    また、それぞれのキャラクターもきちんと立ったキャラクターとして描かれていたように感じました。

    気になったのは、大きく分けて2つ。
    1 物語の中で活躍する……物語の展開を引っ張っていくキャラクターが主人公のイリアではなく、カズであるように感じられたこと。このため、イリアの活躍・成長が伝わりにくい構成となっているように思えました。
    (精霊祭での失敗もイリアに起因するものではないため、成長譚とはなりにくくなっている一因なのかなと感じていますが、今の構成だとそこを直すのは難しそうですね)
    となると、「主人公のイリアが仲間と共に音楽を通じて敵の巨人を倒す物語」となるのですが、それならばそれでもう少しイリアの活躍シーン・主導するシーンがあると良かったのではないかなと思いました。
    今のままだとカズの方が主人公を食っちゃっているのでもったいない感じでした。

    2 敵である巨人の狙いや、巨人の行いが主人公にとってどれだけ不利益なのかというのが少しぼんやりと感じられたこと。また、巨人を封印して終わり、カズは役目をはたして帰るという展開なので、読後感としては敵を封印してすっきりとするのですが、封印した後にあと一ひねりあったほうが他の応募作との差別化が図られるのではないかなと思いました。
    そう考えると、前半から中盤にかけての、各人の成長・性格が改善される等のプラス要素の流れがやや大きかったのかな、と感じています。

    あとは、カズのテンションの高さや楽観的な思考で好みが分かれそうだなと思ったり、女性を主人公とした必然性がどこかにあるといいのかなと思ったりしました。

    音楽をライトノベルで表現していくというのはとても難しい手法で、そこに目をつけて表現しようとした気概はとても素晴らしかったです。
    また、中盤以降からほんのりとラブ要素が入ることで、にやにやとすることができました。
    終盤ですが、下手にカズが異世界に残るよりも帰るという展開にしたことで切なさと共に希望が伝わってくるいいラストになっていました。
    あ、あと! ライブ当日にカズが裏方に回るというのも彼の気持ちを考えるとすごく感慨深かったです。ジンとしちやった。

    文章についてですが、基本的にとても読みやすくそこまで癖のない書き方がされているな、と感じました。
    多少視点の揺れと主語の多さ(丁寧さ)は感じられたので、もし心当たりがあるようなら改稿の際に再度確認してみるといいかもしれないです。

    読後感のいい、素敵な作品をありがとうございました。
    校正企画の期間内でしたら何度でも校正しますので、遠慮なくお声掛けください。

    執筆お疲れ様でした。
    2稿目も楽しみにしています。


    P.S
    「ゴンス」統一とのこと。確認しました。
    2稿目で私も確認していきますね。

    あと!
    ごめんなさい!!! 間違って他の方への校正結果が通知されてしまったかもしれないです。
    見なかったことにしてください―!
  • 神辺様、最後までお読みいただき、ありがとうございます!
    校正もありがとうございます。細かく見ていただいて、本当に感謝感激です!


    現状では、第一章まで修正完了しました。
    引き続き、第二章以降も校正を反映したいと思います。

    また、感想や気になった点も教えてくださり、ありがとうございます!

    演出面での弱さがあったようですが、話としては辛うじてまとまっていたみたいで安心しました。

    >舞台がいわゆる異世界で、メインとなるキャラクターが異世界人。召喚した人物と共に何か行うという筋立て・キャラクター配置はここ最近はやり出したのかな、と感じています。

    そうだったんですね! 流行りだしたとは知らなかったです。受賞作のあらすじくらいは読むんですけど、私は一部のレーベルしか見なかったので気づきませんでした。教えてくださり、ありがとうございます。


    >1 物語の中で活躍する

    私の技量不足で表現をちゃんとできていなかったみたいですが、一応作者の狙いとしては、「初舞台を大失敗して自信を失くした主人公が、教え導くキャラの登場により、徐々に彼に巻きまれる感じで活動していくうちに自信を復活させて、コンサートを大成功させて世界を救う」って感じでした。
    カズのキャラで女性向けを完全に狙わなかったのは、朝読小説賞が小中学生向けということもあり、主人公との恋愛関係ではなく、「音楽を教え導く」立ち位置を目指したからでした。ですが、今作では最後に「主人公の彼へのあこがれ」的なものも目指したこともあり、カズ自身の魅力を出すために活躍させた経緯もあります。でも、その影響で主人公を食ってしまった感が出てしまったのかな?って思いました。また、彼の楽観的なペースに主人公が引きずられる感じも描きたかったので、ああいう感じになりました。バランスって難しいですね。


    >敵である巨人の狙いや、巨人の行いが主人公にとってどれだけ不利益なのかというのが少しぼんやりと感じられたこと。

    ご指摘をしていただいて、そこも曖昧だったことに気づきました。巨人の言い伝えを知っているエルフたちから「こんなひどいことがあったんだよー」的なコメントがあっても良かったですね。
    教えていただき、ありがとうございました。

    >音楽をライトノベルで表現していくというのはとても難しい手法で、そこに目をつけて表現しようとした気概はとても素晴らしかったです。

    ありがとうございます。下読み型の新人賞向けなら、設定の斬新さは必要だと思ったので、そこを狙ってみました。

    >終盤ですが、下手にカズが異世界に残るよりも帰るという展開にしたことで切なさと共に希望が伝わってくるいいラストになっていました。

    ありがとうございます! そこは自分も狙っていたので、ちゃんと描けていたみたいで嬉しかったです。

    >多少視点の揺れと主語の多さ(丁寧さ)は感じられたので、もし心当たりがあるようなら改稿の際に再度確認してみるといいかもしれないです。

    はい、頑張りたいと思います!

    この度は貴重な時間を拙作のためにありがとうございました。まだカクヨムの朝読小説賞の選考中ということもあり、大きな改稿はせず、神辺様からの教えていただいた文章上のご指摘のみ反映させていきたいと思います。

    また、機会がありましたら、よろしくお願いします。
    この度は素敵な企画をありがとうございました!

    P.S.私が見たときは、通知はなかったので大丈夫ですよ(*^^*)
  • コメントありがとうございます。
    通知、いってなくてよかった。
    お騒がせしました♪

    「初舞台を大失敗して自信を失くした主人公が、教え導くキャラの登場により、徐々に彼に巻きまれる感じで活動していくうちに自信を復活させて、コンサートを大成功させて世界を救う」
    が狙いですね。

    ふむふむ。
    そうなると私としては、教え導くキャラ=カズの活躍が強く感じられちゃったのと、「自信を復活させて」という部分が少し薄かったように感じられてしまったのかな、と思っています。
    もしも他に同じような意見があがるようであれば要検討、という感じですね。

    基本的には大きな改稿は無しということなので強くは推しませんが、イリアが巻き込まれていく中で一回立ち止まって、自分から「音楽がしたい!」と言わせると能動性が出るかもしれないな、と考えました。


    読後感のいい素敵な作品で、朝読小説賞でいい結果が出ることを願っています。

  • 神辺様、さらに詳細な説明ありがとうございます!
    また、助言もありがとうございます!
    とても参考になりました。

    「自信を復活させて」の部分が少し薄かったんですね。
     それを受けて自分でもどのように修正すれば改善できるか考えてみたんですが、残念ながら自分の技量不足のせいで、まだはっきりと答えが見つかりませんでした。

    いただいた助言で、『自分から「音楽がしたい!」と言わせる』とあったので、そこも合わせて考えてみたところ、
    あくまで推測ですが、「話の途中でいくつか課題が出てくるけど、その成功に至るまでの経緯で、現状では主人公の自信関係で不安の部分をそれほど丁寧に描いていない」という点も影響しているのかもしれないと思いました。でも、まだ自分の中で「ここを修正すれば大丈夫!」って明確な答えが出ていないので、現状ではこの問題についてはまだ考えておこうと思います。

    色々と親身になって相談に乗っていただき、本当にありがとうございました!
  • こんにちはー

    コメント確認しました。
    まずは改稿、お疲れ様でした♪

    今1件抱えていて今日か明日には終わるのですが、終わり次第藤谷さんのを確認した方がいいですよね?

    期間中であれば何度でも読み直し(校正)するので、教えてもらえると嬉しいです。

    この企画ではないのですが、応募までに最多で8回ほど読み直しをしたことはあるので遠慮なくお声掛けください―♪
  • こんにちはー♪

    コメント確認しました。

    読み直しの件、分かりました。
    企画期限内にまた読めるのを楽しみにしています♪
    そのときはぜひご連絡ください。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する