最近の自販機はすごく賢いぞ、という記事を読んで思い浮かんだエッセイ風短編を公開しました。

海外は盗難が多くて自販機が殆んどないんですけど、日本のものは盗難防止策も施されているものが出来たし、AIも搭載されているから輸出をするなら自販機だという記事でした。(現在日本に設置してある自販機は確認されているだけでも510万台もあるらしいです)

最近のものは盗難しようとしている犯人をカメラで撮影して警察に録画画像を飛ばす事が出来るらしく犯人を特定できるらしいです(最新のもの)。また自販機に搭載しているカメラで目の前に立つ人の画像を認識し、性別・年齢を判別した後お勧め商品を表示するというAI機能が搭載されているものがあります。こういった自販機はとても高いのでショッピングモールの中や駅の防犯カメラが置いてあるような場所に設置してある事が多いのですが、見かけたらぜひ使ってみてください。

何回も使っていたらAIは統計を記録しているから「この顔はコレを買う確率が高い」、という判断をして毎回同じものを飲む場合お勧めとして提示してくるだろうなと思いました。

自販機で買う方が「いつものやつで」という、ちょっとした「あなたを知っていますよ」という存在を認識してもらえる満足感から、何度行っても覚えて貰えない店の店員よりも親しみを感じていくのではないかな、とふとそんなことを考えてこの掌編を書いてみました。

人の仕事がどんどん機械になり替わり、人が行う仕事は機械ではできないことを提供するものに淘汰されていくと思うんですが、この「いつもの」という特別感でさえAIにとって代われるのか、と思うと何だか切ないような、未来が来たような。

人間てほら、機械でも感情を載せてしまいがちだから、(おもちゃに名前を付けて友達扱いする幼少期から原寸大のドールを自分の子供の様に扱う大人までいますしね)特別感を与えてくれるものが例えば無機質であっても心が満たされればそれもまたよし、なのだろうかと、取り留めもない事を考えたりしました。