https://kakuyomu.jp/works/1177354054893049004/episodes/1177354054896968279 世界の秘密についてのお話です。
前の超能力者の話と重なっています!
では、お楽しみに!
<あらすじ>
皆は「暗殺業」という仕事を知っているだろうか?
「暗殺」
それは密かに計画される殺人行為。
普通に行えば違法行為と呼ばれるが、勿論例外はある。国家の秘密機関や軍隊、諜報機関の工作員などに命じて、実行されることが多い。
そんな、卑劣で、残虐的で、武士道も騎士道にも反する行為が日本でも行われていたら? もしも、そのような行為が黙認されていたら?
北海道に住む17歳の少年。
「無神クロ」
彼は暗殺者であった。
国家公認の秘密組織「PARALLEL」管轄の秘密保持部隊B3所属の暗殺者であった。
圧倒的な暗殺センスに完璧な戦闘技術、どんな暗殺任務も失敗することなく遂行する彼はその黒一色の姿に、ブラックホールのように飲み込む殺し方をとってこう呼ばれている。
「漆黒の光」
感情すらも乏しい人間であり、誰にも同情しない。
普通に過ごせば、このように育つわけがない。
故に、生い立ちが壮絶だからの結果でこの仕事に就いている。
彼は幼い頃、あまりの成長の速さから「悪魔の子」と呼ばれ、4歳で両親に捨てられる。
三年間を札幌にある藻岩山で生活し、そんな彼を引き取ったのが山の麓にあった孤児院「DREAM」。
そこで10歳まで育てられたのだが、彼は言葉を話すことができなかった。常に一人行動を続け、他人に心を開くことなく過ごしてきたからだ。
だが、一人の彼にも転機が訪れる。
よく孤児院に遊びに来ていた少女「無神ゆり」は、彼の余りにも悲壮な姿に胸打たれ、言葉も話せない少年を自分の家に招き入れたのだ。
それでも、しかし、彼女の目に映るのはほんの片側であり、この悪魔の少年にはもう一つの姿があった。
それこそが「暗殺者」である。
孤児院で引き取られる前、山で、ヒグマと一緒に過ごしていたこともあり、その戦闘センスを認められわずか7歳にして暗殺部隊教育機関に入学し、二年ほどの教育を経て卒業。たった9歳で人を殺す仕事に就いたのだ。
これから始まるのは、悪魔の仕事に就いた一人ぼっちの少年と運命との戦いの物語である。
この物語はフィクションです。現実の組織、団体とは一切関係がありません。