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角川つばさ文庫小説賞に応募する話

 今、新しく、強く叩かなくても反応するこのキーボードに何というか興奮している星 太一です。
 いや、今までのは本当に反応しなくって! 二行ぐらいの長いシーン、絶妙に反応しなくて所々(意味的に)穴が開いていたのでので投げつけたくなるような事もありました、いやはやお懐かしや。

 さて。
 知っている人は知っているし知らない人はこれが初耳になるし、もっと言うと興味ない人にとっては本当に何でもないことなんですが、話したいなと思い、筆を執りました。
 ……嘘です、取り敢えずこのパソコン、たなるんから何か投稿してみたかったのでお付き合いください。(いや、伝えたいとかいうのは嘘ではないのですが)
 五行の空白の後に続きます。





 えっと。あ、何か新鮮な気持ちですね。また別人格でも生まれるような感じがしますが多分これ以上は生まれないですよね?
 ――さてさて。(ダッシュ打つの面倒臭いな!?)
 今年、角川つばさ文庫小説賞に応募しようと思っております。何か、高校生まで熱烈に感じていたあの熱を取り戻したいという思いだけで参加を決定しました。しかし、最初が最初(左辺りの文に注目笑)なので、何も見えない霧に放り込まれたような感じで結構迷子になっていました。

 相談に乗ってくれた貴方には感謝しかないです。

 おかげであの頃追いかけていたものとか、色々思い出せました。
 ――ああ、折角なのでだらだら話しましょうか。
 少し昔話に付き合ってくださいますか。

 物語の書き方等全く分からないままに小説のコンクールとか面白そうという気持ちだけで一番最初に応募したコンクールがこれでした。
 最初は勿論惨敗です。
 一行目で多分読み飽きられてたと思います。
 そしてこの経験をきっかけにお話を本格的に書き始めます。(確かそうだったよな……? ちょっと記憶が曖昧です)読んだのは妹と中学校時代のとある友人しかいません。
 面白く書けたかどうかは全く覚えていません。二つ書きましたがそれ位しか覚えていないということはつまりそういう事なんだと思います。
 次の年、ちょっと大きな事が二つ起こります。
 まず前提として、結構幼い時から「最近摂取したメディアを模倣した作品を書く癖」というのがついてたのですが、その年位でしょうか? とある作品作りに取り掛かります。
 それが山草和樹の物語――今回応募する作品の原型となるお話です。今回書くものとは大分違うのですが、本当に楽しんで書く事が出来た初めてのお話だったように記憶しています。
 さて。
 このお話なのですがある日、友達関係の延長線上とでもいえば正しいのでしょうか? ちょっとここら辺の表記の仕方が分からないのですが……まあ取り敢えず色々ありましてとある先輩に読んで頂ける事になりました。

 結論だけ先に言うと「面白かった」と言ってもらえたんですね。

 本当に嬉しかったです。的確なアドヴァイスも貰えました(当時の私はまだ幼かったのでその意味を噛み砕けてはいなかったのですが)
 更には授業で書いた「『少年の日の思い出』をエーミール視点で書く」課題が先生に絶賛してもらえました。
「こいつは絶対将来大物になる。サインは今のうちに貰っておけ」
という彼の言葉は今も自分の中に強く生きています。
 こんな自慢をこんな場所で自分で言ってしまうほどには大きな出来事でした。
 この二つの出来事は今まで周りの目を気にして偽りの進路希望を吐き出していた自分の背中を強く押し出してくれました。
 闇から光へ。
 陰からの脱却、天使のはしご。
 この時から作家希望を前面に表すようになります。

 そしてその次の年。
 つばさ文庫小説賞こども部門最後の年。
 一次審査に通るという当時の自分にとっては大きな結果を残して終える事が出来ました。

 こうして高校に向かいます……。
 この学校は文武両道を掲げる学校だったので、勉強だけでなく部活にも熱心に取り組むことを学校自体が推しているような感じだったので作品作りに磨きをかけることができました。
 色々な挫折や才能の圧倒に出会いながら、コンクールにも応募を重ねていきます。作品は二作、部の活動である部誌づくりは全国で優秀賞をもらえるほどにはその世界を突き詰める事が出来ました。

 しかし激動の時代。
 この期間に賞の取り方のようなものを何となく感覚的に把握してしまった事や、目に見える読者の存在、更にはコンクールや持ち込みで認められる事無く小説を多くの人に読んでもらえるweb小説に出会ってしまった事でコンクールで認められたいという強い情熱を失ってしまいました。
 これ自体は悪い事ではありません。
 今こうして自分という存在に向き合えたのも、仲間と思える人々、同士と思える人々に出会えたのはどう考えてもこの一連の流れがきっかけでした。web小説が無ければどのようにこの世界を周囲に向けて吐き出していたのか……全く想像ができません。
 しかしこれを機としてコンクールへの熱を失ってしまった事も確かでした。

 そんなこんなで時は順調に過ぎていき、荊軻の生き様に感動して文学系の大学に進学しましたがそこでとある教授さんは言います。
「在学中にいっぱいコンクールとかに出品して、作家の道を目指して貰えれば……」
 確かにそのような事を言っていました。――誤解を生むといけないので補足しておきますがこれは一対一の会話です。進路希望は小説家といった自分の発言を至極当然という顔で受け止めて下さったのを今でも鮮明に覚えています。
 ただコンクールへの熱が完全に失われていた私はひどく迷ったものです。
 今の自分にとってそれは果たして意味ある行為だろうか……。
 しかし大学在学中に一度位は何か動いてみなければと思い――そして現在に至ります。
 
 出す作品は先程も言った大切な「和樹」の話。
 そしてコンクールへの熱を失う直前に考えていた三つの作品「LIAR」「一週間のどろろ」「今日からこの世界の王様は僕です」
の内一番最後の作品を出そうと決意しました。

 設定もプロットも楽しく読んでもらえるようにと考えながら作っています。
 相談の過程でも様々考えさせられました。有意義な濃い時間でありました。プロって楽しそうですね。
 ある人は誰ともなしに「自分もげらげら笑うような作品じゃないと誰も笑わない」と言いました。
 だから一番最初の「わくわく」とかの基準は自分です。
 しかしそれでは独りよがりになる事もあるかもしれません。何かに詰まることもあるかもしれません。
 その時は主にTwitterの方にはなるかと思いますが助けを乞うかもしれません。その時は何卒何卒。

 大学での特別講義で偶然出会ったK.K.は自分のしたかった、しかし何か強い力――例えそれが自分の意志であろうと――に阻まれてできなかったことを全てやっていたように感じました。
 本当に楽しそうに生きる彼の表情はきらきら輝いていて素敵でした。それ以外感じられることはありません(今のところ)。
 ただ純粋に憧憬の念を彼の生き方に対して抱くばかりです。
 やはり自分もそういう創作で食っていきたいものです。
 自分が作り生きる世界で誰かを笑顔にできたなら。
 しかもそれは皆に認められたことなのです。何と素敵な事ではないですか。

 力試しをしたい。
 その為に今執筆中のお話の更新頻度が更に下がってしまったら申し訳ないです。
 でもそれだけ覚悟決めて頑張るつもりです。

 もしよろしければ温かい目で見てやってくださいな。

 ――と。ふう。
 結構長い間喋っちゃいましたね。
 カクヨムでの近況ノート作りをパソコンのたなるんでやるという事自体初めてなのでお見苦しい所あったらすみません。
 あと猛烈に眠い。寝ろ、なのです笑

 そういう事なのでこんな所で独白は終わりにしてそろそろまどろもうかと思います。
 それでは皆さん良い夢を。
 Bonum nocte.

 いずれ「LIAR」も「扉向こういらないまち」もリライトしたいな……。

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