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なんかやらかしたっぽいので

 昨日の天皇賞(春)(GⅠ)は、前代未聞の出来事が起きました。こんなことあるのか、という事態です。

 スタートのゲートを出るシーンで、一頭落馬したんですよね。だけどその騎手のいない馬が普通に他の馬と一緒にレースを走りました。
 実況の人はかなり困惑したと思いますね。落馬した時点で失格なんですけど、普通に並びに映って走っているんですよ。実況の人が前から順番に競走馬名を呼んでいくんですが、落馬している馬の順番にきた時にスルーしたところは観ていて明らかに違和感がありましたね。実況の人も言うかどうか迷ったと思います。二周目に入って落馬した馬が二番手に上がっていったところは、実況の人もさすがに「カラ馬の――」と実況していました。観ているほうはもう気になってレースどころじゃない。客席も終始どよめいていました。実況が他の馬を指して「人馬一体の」というフレーズを使ったシーンでは、「いや、馬だけで走ってるやん!?」って思いましたね。

 それで結局、その騎手を乗せていない馬が一着の馬についていってそのまま二着でゴールインしたんですよ。びっくりですよね。普通のレースじゃない、GⅠの中でも最も距離の長い3200mのレースですよ。まさかの光景でした。

 ゴール後落馬した馬が転倒して動かなくなってしまって心配だったんですが、その後の検査では馬も落馬した騎手も大きな怪我はなかったようで安心しました。それにしても衝撃のレースでした。

 その後落馬しながら二着でゴールした葦毛の馬の血統を調べたんですが、お父さんがあの「オルフェーブル」でした。なるほど、って感じですね。現役時代オルフェーブルもとんでもないレースとかやっていましたから(ゴール後にラチに突っ込むところも一緒)。ゴールドシップもそうですが、ステイゴールド産駒ってほんと個性的。血は争えない。


 で、なんですが。こういう競馬の話を書いた『銀翼の絆』を、ノベル大賞のほうに応募していました。
 最近僕はわかつき先生(作家さん)のYouTubeを観ていて、「これアカンかも」って思っていました。なにがって、わかつき先生が教えてくれた新人賞応募の際のNGにいくつか当てはまっていたんですよ。僕はすぐ余計なことを書いてしまう癖があるので。

 以前僕はメフィスト賞という森博嗣さんから始まった賞に応募したことがあるんですが、その時はほんと酷かったですね。若気の至りってやつです。
 もう作品とは関係ないところで、二、三枚「こうこうこうなんだぜー」という自己主張のようなものをわざわざ別紙にして同封してしまったんですよ。原稿を見た人は「なんやこいつー!?」って絶対思ったでしょう。下読みにすら回されていませんね。まあべつにその時の小説は全然面白くなかったのでどうせ駄目だったでしょうけど。

 今回はさすがにそこまでではありませんが、明らかに作品とは関係のないところで「余計なこと書いたなあ」と思い当たる節がいくつかありました。一つではなく、複数。あれとか、あれとか、アカンかったかも、って(集英社さんの賞なのにカクヨムで書いてますよ的なKADOKAWAさん推しがあったり)。もしかしたら規約に引っかかっていたかもしれません(2~5枚程度のあらすじをつけろってあるんですけど、僕はちょっとだけ超えてしまったんですよね。「程度」だからいいかなって。それなら最初から「2~5枚」と明記してほしい)。

 案の定、先日一次選考の通過作が発表されていたんですが、そこに僕の名前はなかったですね。下読みに回されたかどうかも怪しいです。もちろん単純に力が及ばなかった可能性もあるのですが、『銀翼の絆』は結構良い作品だと思っているので。作者が余計なことをしてしまい、作品に申し訳ない。

 そこで気を取り直して、5月に締切の「角川文庫キャラクター小説大賞」のほうに『銀翼の絆』を応募することにしました。すぐに落ちたおかげでこちらの締切に間に合いました。

「角川文庫キャラクター小説大賞」はカクヨムに投稿するだけで応募できるので、とてもお手軽です。『銀翼の絆』も再び公開しました(賞に応募するためあとがきの部分は非公開になっています)。

 そんな感じでよろしくお願いいたします。

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