突発的に投げた「葉桜の君に」を覗いてくださった皆様方、ありがとうございます。
さっそくですが、ノートタイトルの通り、別ルートエンドを思いついちゃいました。作品にするまでもないし、せっかくいい話と感想をいただいているのにぶち壊すのも何なので、ここでささっとあらすじを披露しちゃいます。ご興味のある方はどうぞ。
分岐点は後編の半ば。〈さくらの里〉で葉太くんが自分の小指に赤い糸が結ばれていることに気付いたところです。
おそるおそる糸を辿る葉太。糸は桜の古木の根元、地中へと続いていた。どういうこと? 訝る葉太の目の前で、がばっと、地中から白骨化した死体が飛び出した!
それは葉太を捨てたかつての恋人。葉太を導くため女子中学生に紛れて彷徨い出ていた彼女の名は、春川桜子。
なんと彼女は、別れ話に逆上した葉太に殺害され古木の根元に埋められていたのだ! きゃー。
桜子殺害死体隠蔽の記憶を改ざんしていたサイコ葉太。でももう逃げられない! 骸骨桜子にがっちり抱きすくめられ、ずぶずぶと地中へ。
――こっちに来て。
――いいやあだあああああ。
抗う葉太の手のひらまで、やがて土の中へ。後には、幻の桜の花びらがひとひら、ふたひら…………。
翌年、新たに葉太の死体からも養分を得て復活した山桜は樹勢を取り戻し、見事に花を咲かせたのでありました。
ちゃんちゃん。
さて、満足したので連載に戻りますが、できる範囲で企画参加作品を拝見するつもりです。というのも、いらぬプレッシャーが飛んできてるので、今回もまとめやらせてもらいます。ドラゴンでまとめですよ~。
なのでみなさんの作品を楽しみにお待ちしております。