虚空に刷るにレビュー頂きましたのでお礼申しあげます。
https://kakuyomu.jp/works/16818792436096812060/reviews/822139836961868662内容を抜粋して返信いたします。
>現代では「SF」。
しかし将来には「現代ドラマ」と呼ばれるかもしれない──。
>ES細胞やiPS細胞、ヒトゲノム研究といったバイオテクノロジーの急速な進展を見ると、本作はまさに「予言の書」とも言えるようなリアリティを持って、未来の輪郭を描いています。
こちらが作品のコンセプトとなるところですね。
汲み取って頂きありがとうございます。
技術の進歩には倫理的問題が伴ってくると思います。創作物として発想できる以上、現実にもその需要はあり、実現に向けて多くの人が努力しています。
輝かしい未来の裏側に存在する負の面をこの現在に考えてみようと思って書き始めたものですね。
>この物語が描くのは、ある生命の誕生に隠された「秘密」。
その真実が明かされたとき、人は何を思い、どのように向き合うのか。
それは「自分とは何か?」という、極めて根源的な問いに直面することにほかなりません。
普通の人間でも自分とは何か考えてしまうことがあると思います。ましてや思春期の少年が人とは違う誕生の仕方をしたと知れば、大きな悩みに直面することになると思います。
主人公の少年に限らず、自分とは何かという疑問に直面した時、何か考える参考になればという願いを作品には込めたつもりです。
>他の読者のレビューや応援コメントを通じて、物語世界への理解がさらに深まり、読後の余韻が一層豊かになっています。
こちらについては、この場をお借りして読んで下さる皆様に御礼申し上げたいと思います。
毎話丁寧に読んで下さる方がいるということは大変励みになります。
また倫理について考えようというコンセプトの中、読まれた方々の考え方を知ることができ、私の中でも視野が広がったと感じています。
本当にありがとうございます。
改めまして風雪詩人さんありがとうございます。
勝手ながら風雪さんの作品を紹介いたします。
雪国の見守り人 -ローカル天気予報の舞台裏-
https://kakuyomu.jp/works/16818622171858611805若き気象予報士佐倉深雪を主人公に繰り広げられる物語です。
風雪さんは現役の気象予報士の方であり、そのノウハウを活かした作品となっています。
AIによる数値予測の精度が高まっていく中、人の役割はなんだろうという疑問に行き当たる深雪。
ローカル天気予報に焦点を当て、気象予報士の存在意義を見いだし成長していきます。
作品にはファンタジー要素もあります。
その地域に住まう魔物や神によって気候変動がもたらされるという設定が付与されており、深雪の親友となる彩花がそれを鎮めていきます。
非常に面白いコンセプトだと思いました。
一般的に気象現象は、大きなスケールであるほど予測されやすいとされています。
台風の進路は数日前から予測されますが、先日の四日市ピンポイントで起こった豪雨は予測が難しいのです。
こうした課題のあるローカル予測に主人公を立ち向かわせたところに、物語としての可能性を感じました。
地域に根付く神の存在もローカル予報というコンセプトに合致しており、ファンタジーでありながら現実の人々の心を反映していると思いました。
作品は完結済みです。
読み終わる頃には防災意識も高まると思います。
是非ご一読下さい。