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2025年9月15日 03:13
虚空に刷る22話目投稿しました。NTRはないけどRNTはありますというタグについて
22話目投稿です。
https://kakuyomu.jp/works/16818792436096812060
本作のタグにNTRはないけどRNTはありますというものを仕込んでいました。
RNTが何かようやく分かります。
そしてこれはある意味NTRと言えます。
NTRか否か各々でご判断頂ければと思います。
ベンゼン環P
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6件のコメント
英 悠樹
2025年9月15日 03:20
輪太がRNTにNTR……
ベンゼン環P
2025年9月15日 03:37
英さん
新しく無いですか?
牛河かさね
2025年9月15日 14:27
さきほど、いただいたお返事を読みました。
まず、この分野について私は大学でちょっとかじった程度でほぼ門外漢です。学んではいたものの、その道に進むことはなかった、ただのSF好きの人間の話として受け止めてくださると嬉しいですm(_ _)m💦
なるほど、非常によく分かりました!
本作に登場する多能性幹細胞は、現実のiPS細胞と同様に初期化の過程でテロメア長がリセットされる点を押さえつつ、さらに分化後も、そのリセット効果を維持できるチート細胞として設定されているわけですよね!
実際の研究では、iPS技術で確かにテロメアを延長させることは可能ですが、分化誘導を経た後に、細胞のアイデンティティ(心筋細胞や神経細胞としての性質)を保ったまま、なおかつ若返り状態のテロメアを安定的に維持するのは非常に難題とされていますよね? 腫瘍化リスクやエピジェネティックなリプログラミングの破綻がどうしても壁になるから。
それを作中では独自の多能性幹細胞によってすでに突破しているという設定。
だからこそ、B3Pによる全身レベルの印刷が成立するし、物語は技術的な限界ではなく、倫理や社会的受容に焦点を移せているのだと納得しました!
輪奈さんが成し遂げていることのスケールは、現実の生命科学を知るほどに、凄すぎる! としか言いようがありません✨️
ベンゼン環P
2025年9月15日 20:26
牛河さん
まず私が誤っていた認識として、iPS細胞から分化させた後の細胞の老化=テロメアの短縮がそこまで早く進行するものと考えていませんでした。
確かに体の印刷のために高速で細胞を分裂させる必要があるので、体内より老化の進行は早いだろうとは思っていましたが、輪太死亡時は既に20歳であり、細胞の年齢が20歳を超えることはないと考えていました。
調べた限りでは、培養の条件次第では20歳を超えそうですね。
しかし裏を返せば、テロメアーぜ活性を高めるなど培養の条件を整えれば細胞を若い状態を維持できる可能性はあると思います。
iPS細胞であっても臓器印刷の再生医療が確立される頃には、若い状態の細胞を維持する方法が確立されていてもおかしくないのではないかと。
ただこれも知識を得た後での考察なので、テロメア短縮の課題を知らないまま物語を進行させてしまうところでした。ご指摘ありがとうございます。
本作ではiPS細胞ではない新しい多能性幹細胞と設定していたのは、こうした知識的な誤りを生じた時にこれはチート細胞だからと言い張れる余地を残すという思惑がありました。今回はそれが功を奏したことになります。
そしてご指摘の通りなのですが、技術的な課題は一通りクリアした世界という設定にすることで、倫理と社会的受容に焦点を当てているという物語です。
牛河かさね
2025年9月16日 10:30
なるほど! とても分かりやすかったです!
培養条件やテロメラーゼ活性でそこを調整できる可能性がある、という考え方、すごく納得です。やっぱり知識が深い方のお話って説得力があります!
それに、チート細胞だからと言い張れる余地を残すという設定の工夫、感心しきりでした!
科学的に破綻しない逃げ道を確保しつつ、物語の本筋を技術の細部じゃなくて、倫理や社会問題にしっかりシフトできるの、めちゃめちゃ上手いと思いました。
正直、さすが! としか言えないのですが、こうして裏側の考え方をシェアしていただけると、読んでるこちらもますます物語に入り込めて楽しいです✨
これからも、ぜひいろいろなお話を聞かせていただけたら嬉しいです!
ベンゼン環P
2025年9月16日 10:45
牛河さんありがとうございます。
一人で執筆していると気づけない部分が多々あるので、こうして学ぶ機会があるのはありがたいです。
あまりチートに頼りすぎるのは冷めるので、事実を織り交ぜることでリアリティも維持できるかなと思います。
前作を書く前から小説を書きたいと思いつつそれが叶わなかったのが、潰しきれない矛盾、不合理性に悩まされていたからでした。なのである程度フィクションとしての粗を許容するのも前に進むためには大事だなと今は感じています。
本作を通しての大きな気づきなのですが、科学には真相があるが、真相を得るのが難しい。一方で倫理は人それぞれ異なる答えを持つが、どこまでも自分の答えを追い求めることができるということでした。
故に本作の主軸はあくまでも倫理として、私の答えを突き詰めたという感じですね。
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