葬式に良いも悪いもあるかという話なんですが、本日祖父の葬式がありまして良い葬式だったなと感慨深くなっていました。
祖父も93歳の大往生で、私も悲しいと言うより良くここまで生きてらっしゃったという敬意の方が大きかったですね。
ひ孫の顔を見せてあげることができなかったのが残念ではありますが。
父親がお別れの言葉を述べていたのですが、そこではさすがに泣いてしまいました。
これも悲しみと言うより、映画のラストシーンに感動する涙と似ていますね。
祖父は木工職人として人生を捧げ、引退後は講談やら手品やらといった趣味にいそしんでいました。
父から嗚咽交じりに語られるその情景と、棺に納められた趣味の品の数々。そして参列された方々の温かみ。
こんな濃い人生を送りたいものだと感じました。
そして来月に出産を迎える我が子ですが、私の死に際にはしっかりとしたスピーチをしてもらえるような姿を見せたいなと思いました。
幸いにも本年は小説執筆という趣味に出会うことができ、多くの方から反応も頂けています。
いつになく濃厚な年であったと感じます。
ここまでお付き合いいただきました皆様、本当にありがとうございます。
どうか皆様も、良き執筆生活を送れますよう心からお祈り申し上げます。