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全力疾走 第六章を終えて(第六章の若干のネタバレあり)


 いつも、応援ありがとうございます。

 「幼馴染の身体を意識し始めたら、俺の青春が全力疾走を始めた件」ですが、本日公開した「第62話 大人への道は、まだ遠い」で、第六章が終わりになります。

 第53話で、生徒指導の佐藤先生が言っていたように「華やかな場所には、光だけでなく、影も集まりやすいもの」として、文化祭編は「光」と「影」を描こうと考えていました。第五章の天使のひだまりを「光」とすると、第六章の天使と悪魔は「影」に位置するお話です。

 第一章から登場していた気持ち悪い言動が目立つ西園寺巧先輩。ずっと陽菜を狙っており、その狂気がついに動くことになります。ラブコメで、シリアルパートってどうなの、と思うところもあるので、あまり長々とはせず、早々にご退場いただきましたが、扉が閉ざされたあたりや、陽菜が押し倒されたあたりで、今後の展開がどうなるのか、と、少しドキドキしてもらえていたら狙い通りで嬉しいです。

 陽菜のエプロンのポケットの中、「最後の希望」については、陽菜の「心のお守り」に活躍していただきました(最初は、スマートフォンなども考えていましたが......)。ここにきてオカルトめいてますが、陽菜の心のおまじないが、二人の絆として描けていたらいいなと思います。

 「第62話 大人への道は、まだ遠い」は、いつもの弟、妹のドタバタコメディで、本編とは全く関係ない話なのですが、この二人の関係性も好きなので、シリアスな気分を吹き飛ばす意味で、入れています(読み飛ばしても何の問題もない閑話です)。

 第七章は、修学旅行編になります。駆くんと陽菜ちゃんの通う高校は進学校のため、伝統的に高校二年生のときに修学旅行に行くという、まことに都合の良い設定になっていますが、文化祭、体育倉庫事件を経て、急速に近づいていきつつ、逆にそんな急速な「好き」という気持ちの変化への戸惑いを表現できたらなと思っています。

 繰り返しになりますが、フォロー、応援、応援コメント、★など、いつも本当にありがとうございます。今後も、よろしくお願いします。

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