原発事故の数年前、私は幾つかの新聞に「原発事故が起きると、あっという間に放射能が風の向きでどこに流れていくので、逃げ場はどの方向が良いか。原発よりも自然エネルギーに変えていかなければいけない。」と、投稿していました。
実際に原発事故が起きてしまった時、私は人命にかかわる緊急な仕事をしていたので、原発事故の地域の風向と逃げ場を調べることができたのは、時すでに遅しでした。あの時、すぐにマスコミに風向と逃げ場を説明できていれば、少しでも人命を救うことができたかもしれないと思うと、今でも悔しいです。
ある日、自然に、達子が現れ、話し、行動する様子を見せてくれるようになりました。それでその様子をビジュアルに描きました。今でも、達子は私に向かって、微笑んだり、真剣な表情をしています。達子は「人として何をすべきか、そのために、何ができるか」を示してくれます。皆様が「人類の未来のため、どうすべきか」を考えていただける材料として、お役に立てることを祈ります。
